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help リーダーに追加 RSS コンプレッション側減衰について

<<   作成日時 : 2008/12/01 12:57   >>

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「ハードテールバイク(XCジオメトリ)に09年モデルのF32 80RLCを付けました。 
山にも行きますが、現実としてアスファルト上を走ることが多いです。 
スリックタイヤを付けてロード走行する場合の、フォークの最適セッティングなどがありましたらご教示ください。」 

「サグを12mm、リバウンドを開放から3から4締め込み。
コンプレッションは開放で。動きすぎていると思えばコンプレッションを締めこんでいってください。
リバウンドは加圧する空気圧によって変化します。
これを基準にセットアップを進めてみてください。」

というようなやりとりをコメント欄で行っていました。

その後のご質問が
「コンプレッションを解放にする、というのはどういう意味になるのでしょうか?
(どのような状況に対して、どのような動きになることを想定?)」

今日はこれを御題にしたいと思います。
サスペンションの概念からお話をしなければなりません。

サスペンションの一番初めの形式はバネを利用したものでした。
ただしバネだけでは衝撃による運動エネルギーを消化するまで動きつづけてしまうという難点があり、そのため衝撃を受けてバネが縮んでもとの位置に戻る際にその勢いを殺してしまおうという考えが生まれました。
これにオイルを封入した筒を使うというのが現在のサスペンションの原型です。
構造は至って簡単、衝撃を受けるとオイルが大きな穴を通って移動します。
戻る際の通路が小さな穴になっているため、移動したオイルが元に戻る時間が長くなるというシンプルな構造。
これによってバネの運動エネルギーを消費しようとしたのです。
コンプレッション側減衰がなく、リバウンド側減衰だけのシンプルな構造。
接地感なんて言葉も当然ありませんでした。

バネが戻るスピードが遅すぎると、次の衝撃に対する対応ができないという問題が発生します。
これがリバウンド側減衰の強すぎる状態です。
これに対応しようリバウンド側減衰の穴の大きさを変える調整機構が生みだされました。
しかしこれだけでは衝撃の入力されるスピードや衝撃の大きさによって対応しきれないことが、バネを持った乗り物の走行スピードが上昇するにつれて、新しい問題としてクローズアップされてきました。
それに対する解決策としてコンプレッション側減衰が生まれてきたのです。
バネが縮む際のスピードをコントロールすることによって、衝撃の入力時から減衰としての仕事をさせてしまうのです。これがコンプレッション側減衰の働きです。
バネを縮み難くするわけですから、あまりにも動かないと衝撃がくるようになります。
これがコンプレッション側減衰の過剰な状態なのです。

どのような状況に対して、どのような動きになることを想定?
要はサスペンションの進化と同じ段取りでセッティングをしてくださいということ。

「どのような状況にたいして」
これに対する答えは山ほどあります。

「どのような動きになることを想定?」
正確に答えようとすると、いくらページがいくらあっても足りません。

サスペンションを動くようにして、あなたが必要なだけコンプレッション側減衰を使用してください。
動きすぎるなら、コンプレッション側減衰をかけてくださいというシンプルな答えではいけませんか?

頭で考えているだけでなく、やってみれば簡単に体感できることです。
きちんとサスペンションの設定の変化を記録しながら行えば、その違いがわかるはず。
私ができることは助言だけ。実際に使用されるのはオーナーさんです。
是非、体も動かしてみてください。

ちなみにサスペンション、次のステップがアクティブサス。
衝撃が生まれ前に障害物をタイヤがトレースするように動かすことによって姿勢変化を起こさせないという発想。


幸島(こうじま)のお猿さんの続編。
「じゃあ猿は芋を洗わなかったのか?」
芋をちゃんと海水で洗って食べた“エクストリーマーな猿”が1950年に確認されています。
またその行為を真似して食べる猿も間違いなく存在していました。
この研究によって「個体識別」の概念が発達しています。
ちなみに「個体識別」によって最初に芋洗いをした猿には「イモ」という名前が授けられていました。
数年後に他の地域で芋洗いする猿も確認されています。


問題なのはライアル・ワトソンが捏造したため、引用された全ての研究までが否定されている点なのです。

彼がこの件で捏造した部分は三点。

@閾値(しきいち)、限界点、臨界点という概念。
「百匹を超えた時点で爆発的に・・・。」

A群れの全て猿が真似をした。

Bはるか離れた場所でも、同時多発的に発生。

Bについては「数年ならば、歴史上では同時でもおかしくないのでは」という意見もありますが、大前提が捏造されていますから・・・。極めてテレビ的なやらせのような切り口での捏造だったのです。

引用するのなら、本来これを全て説明した上でお話をしなければなりません。
この点で誤解を招いてしまったことに対しての責任が私にはあります。
申し訳ありませんでした。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
伸び速度減衰、縮み速度減衰って表記だと
おじさんでも直感的に理解出来るんですが
ダサいですね(笑

マニュアルの中国語版でどういう当て字を
してるのか見てみようっと。
ふるさと
2008/12/01 21:23
ふるさとさん、こんにちは。
実は力の大きさも関係してくるので話はややこしくなってしまいます。
フォースセンシティブってやつです。
あとポジションセンシティブという概念もあって・・・。
今回は簡素化して書いてあります。

中国語、FOXにはないんですよね。
日本語バージョンがあるのは昔私が製作した版下を使用した経緯があるから。お願いだけではなく実際に印刷するだけの状態のものを手渡しました。そのため日本語の枠ができ、毎年製作される習慣が生まれました。
今も校正のお手伝いはしています。
日本ではそんなに数が売れていないのに日本語のマニュアルがあるというのはFOXでも不思議の一つになっています。(笑
大島
2008/12/02 11:56
日本ではあまり売れていないんですか?
自分の仲間内(ショップの走行会等)では、8割くらいFOXですよ〜。
フレームから組み上げの場合は、ほぼみんなFOXを選ぶので・・・・・
てっきり、日本で一番アフターパーツとして売れていると思っていました。(笑
VF1
2008/12/02 18:40
VF1さん、こんにちは。
多少は改善されてきましたが依然日本はロード一辺倒な状況です。
ここ数年、これだけ急激にMTBが売れなくなったのは世界で日本だけ。
そのため様々なブランドのディストリビューターが変わっています。
売れてるアフターパーツ、意外にタイヤが一番だったりします。
大島
2008/12/02 19:01
大島さん、ご丁寧に解説ありがとうございました。
感覚よりも、まず理論を理解したいタチなのですみません。
今度の週末にでも色々と設定を変えて体感してみたいと思います。
ありがとうございました。
ヒロ
ヒロ
2008/12/02 23:19
ヒロさん、こんにちは。
どういたしまして。
今週末は寒いらしいので思いっきり走ってきて下さい。(笑
大島
2008/12/03 09:13
>売れてるアフターパーツ、意外にタイヤが一番だったりします。
そりゃそうですよね。走れば減るし、状況によって替える事もあるし。

アフターのフォークではFOXが一番かな?という事で。

ロードも乗るし楽しいけど、今の時期のMTBでの山は最高に楽しいんですけどね^^
VF1
2008/12/03 18:26
VF-1 バルキリーさん、こんばんは。
我慢できませんでした。やっぱ突っ込みたくなっちゃった。(笑

>アフターのフォークではFOXが一番かな?という事で。
もちろんわかってましたのでご安心ください。
某社が一番だとは言いたくなかったので。(笑

“藪こぎ”しなくてもいいですからね。
またハイカーの方も少なくなりますし。気をつけて楽しんでください。
大島
2008/12/03 19:46

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