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<<   作成日時 : 2015/10/19 23:41   >>

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写真は、自称勉強もできるシリーズチャンピオン山口創平(くねくね)

今回ほど、それぞれのライダーにドラマがあること悟った大会はありませんでした。

同じチーム、WESTBERG/ProRide に所属する山口創平(中二)と北林 力(高1)が競ったメンズ・ユースのレースがドラマチックでした。まずは状況のご説明から。

北林 力は年下の山口創平を弟のようにあしらっているのですが、ちゃんと創平を尊重する気持ちは持っています。創平は力を慕ってはいてもライバルであることを強く意識しています。
創平が力を挑発しても、力はムッとすることはあっても、年上である自覚がありますから、軽くいなす余裕を持っています。
創平は自分からレースを組み立てないことには力に勝利することができないことに気がついています。積極的に動いていかないと、力は創平に対して本気を出してくれないことも十分承知しています。力は今年でユースを卒業、創平はあと二年ユースで走らなければなりません。次の戦いは創平にとって随分先のことになってしまうのです。

ユースでの最後の戦い、スタートで創平は積極的にトップに立ちます。しかし自力に勝る力が、軽く創平を抜いて引き離しにかかります。いつものようにその差は大きくなっていきます。創平は二位争いをしながらも力を追いかける展開になりました。

突然のアクシデントが力を襲います。前回の一里野では腰痛、今回はフロントタイヤのパンク。
創平は力のパンクが伝えられると一気にペースを上げ、力を抜き去りました。

パンクしたことを理解できた時、力は躊躇しました。結果が得られないのならリムを潰してしまうことは賢い選択ではありません。リタイヤも立派な選択肢のうちの一つ。逡巡しながらもペダルを踏み続けました。創平に抜かれ順位は落ちていきます。
自分の望むスピードは出せないが意外なくらい走行できることに気が付いたとき、既に遥か前を行く創平の姿が視界に入りました。その瞬間、力のスイッチが入ったのです。創平を追撃することに迷いはありません。4.48kmを2周するレース。タイヤ交換が準備できているフィードゾーンまでの距離は一周の約1/3、力はフロントタイヤをパンクさせたまま、走行する決断を下しました。

力を抜き去った時点で創平は守りに入り、確実に勝利を得るための走りに切り替え、競争相手の体力の消耗を待っていました。
ところが前輪を交換しレースに復帰した力は、鬼神のような走りで前を行く創平たちを追いかけ始めたのです。
それを聞いた創平はペースを上げました。2位との差は広がっていくのですが、力との差はどんどん縮められていきます。
以前から監督に振り返ることを注意されていた創平。しかし自分の目で確認せずとも、迫り来る『力のプレッシャー』は恐怖として背中で感じていました。逃れるために必死だったのですが、心のどこかでユース最後のガチンコ勝負を楽しんでいたようです。力が創平を捉えるため、全力を発揮した最初で最後のレース。離れたポジションであっても創平と力は全力で戦っていたのです。

結局、タイヤ交換をした力は創平との差を46:38秒まで詰めてゴール。力は2戦続けて勝利することができず、ユース最後の年のシリーズチャンピオンの座を創平に譲ることになりました。力に何かが起これば必ず勝利することができる創平。これも簡単なことではありません。

ゴール後、力は「楽しかった」とにこやかに話してくれました。
穏やかに見える彼なのですが、本当は人一倍負けず嫌い。
悔しくもあるのですが、自分の限界まで力を発揮できたことは少しだけ嬉しかったようです。
他の誰でもない創平にシリーズチャンプを取られたのが不幸中の幸い。(余計に腹立たしいかもw)
北林 力選手、来年はジュニアでの活躍を期待しています。

パンクのおかげで、本気になった力と戦うことができた創平、成長できたかな?

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