ヒントになれば幸いです。(仮)

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zoom RSS 後乗りについて その3

<<   作成日時 : 2016/02/17 18:34   >>

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さて今日は、あのライダーさん?の問題を片づけてしまいましょう。
セッティングのヒントがいっぱい、後半には目から鱗のお話もあります。今日も我慢して最後までお付き合い下さい。

ガレ場に入るとリアが暴れて仕方がありません。リザーバー圧は175PSI、ユニットストローク60MMに対してのサグは12MM。リバウンドは全締めから12ノッチ開放。フォークは40。サグは40o。LSC、HSCともに全開放から4ノッチ。フレーム側のリアエンドブロックはM、R445です。(リアセンターを最短設定にしています。)乗車位置はほぼ真ん中で手足を良く動かすような乗り方をしています。

フロントがほぼ20%のサグ。何度も申し上げている通り、フルサスはシーソー、前後で荷重の受け渡しをスムースに行うためにはバランスをとる必要があります。フロントサスのサグがリアサスと比べて多過ぎます。多分、ヘッドアングルを立てるとハンドリングが改善されるという思い込みでの設定と思われます。これではフロントサスが動き過ぎて、リアサスペンションは仕事をすることができません。

まずはリアを正しく設定します。
『リアが暴れて仕方がない』
間違いなくリアを動かす方向に設定を変える必要があります。

*まずはサグを12mmから19mmに増やすため、メインを減圧します。

*ボトムアウト(リザーバーの気室容量設定)を開放から一回転締め込みに設定します。
(この部分の記述はありませんでした。)

注:RC4とDHX 5.0の太いシャフトのモデルやDHX AIRはリザーバーへの影響(ストロークしてダンパー内に入り込むシャフトが太い場合、気室容量への影響が大きくなります)を考慮する必要があるため、1回転締め込みの状態を基準点にしてください。ボトムアウトするのなら、半回転締め込みを足します。後半が硬いと感じた場合には半回転マイナスしてください。

*ブースト圧(リザーバーへの加圧)を175psiから150psiに落とします。

*リバウンドもコンプレッションもすべて開放に設定します。
リバウンドを締め込めば、ストロークしてシャフトが戻る速さが遅くなります。オイルの流量制限を加える構造ですから、副作用によって全域でコンプレッションが強くなります。
このライダーさん、リアのストロークが少ないことが気になっていたため、短いストロークでの仕事の効率を上げることに固執してしまい、暴れるリアのリバウンドを足す!という間違った選択をしていました。

*フロントのサグを20%(40mm)から15%(30mm)に減らします。
これは短くなってしまっているリアストロークとバランスをとるための措置。

これで走行をして、それぞれのリバウンドやコンプレッションを設定していきます。
コンプレッションの設定が先、無駄な動きを低速側のコンプレッションを締め込んでいくことで取り除きます。リバウンドは突き上げを感じない状態まで締め込んでいけば、アバウトな設定が完了します。

いけてないライダーさんの写真のご説明をしておきます。ライダーの重心位置と腕の角度、前を潰そうとしています。前輪の向きがライダーの意思よりも外側に向いています。後輪は仕事をしようと内側に向いていますが、ライダーが体を前方内側に入れているため荷重が不足、十分なトラクションが得られていません。後輪は向きを変えることができない状態なのです。
*ここでライダーが内側にハンドルを切ってしまうとバイクは起き上がろうとします。(あて舵といいます。)

画像
Photo by Hiroyuki Nakagawa

九島勇気(玄武 Mondraker)と比較してみてください。
バイクの動きを邪魔しなければ、ヘッドアングル(正確にはキャスターやトレイルも関係してきますが、この項では割愛します。)の寝ているバイクは、深いバンク角でも安定したコーナーリングが可能なのです。
この瞬間、内側に向いているタイヤなのですが、これは一旦外を向いた後、向きを変えています。(これはどんなバイクにおいても発生している現象です。意識して行う必要はありません。バイクが勝手に動いてくれます。)リアタイヤは外に向いています。しっかり後輪過重の姿勢にご注目を。

ヘッドチューブを垂直、その直下にタイヤの接地面を設定した90度のヘッドアングルのバイクを想像してみてください。止まるようなスピードやその場でのステアは効きます。しかしバイクをバンクさせることは物理的に不可能です。椅子などについてるキャスターみたいなものですから。

あなたの目から鱗を落としてみせましょう。
90度のヘッドアングルのバイク(ヘッドの立った)に安定したバンクは可能ですか?
スピードを上げたコーナーリングを行うためには、車体をバンクさせてバランスを取らなければならないのです。

つづく

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