ヒントになれば幸いです。(仮)

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zoom RSS TRANSFERのトラブルシューティング 実践編

<<   作成日時 : 2017/04/27 20:52   >>

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以下、販売店さんからのファックス内容となります。

4/1にお客様のハードテイルに組み付けました。
当初動作等に問題はありませんでしたが、先週末のライド後から伸びきった状態から縮み難くなったということで持ち込まれました。
確認したところ動くことは動くのですが、体重65kgのお客様だとサドル後半部分に荷重をかけると、つっかえたように動かないことがあります。
他のTRANSFERと比較するとエアスプリングの圧が多少高めのようなものも影響しているようです。
縮めるのにかなり意識して荷重をかける必要があります。
ここからが回答となります。

当初問題がなかった。
先週末のライド後から不調になった。
製品の内部・外的要因を含め、ライドの最中に何があったのか?を考える必要があります。

サドル後半に体重をかけると、つっかえたように動かないことがある。
これはポスト自体に負荷をかけ、たわませると問題が発生していることになります。
真っすぐな状態であれば、多少のたわみを吸収できる設計になっています。

ここでTRANSFERの構造について、お話しさせて頂きます。
下側の黒い部分には、縮ませるための構造物は一切ありません。ガイドとなる3本のピンを保持するためのレールのような溝が切削されているだけ。そのレールによってヤグラ部分の回転を防ぎ、直線的に、上下にスライドさせるようになっています。
レールとピンの接触面には隙間があります。隙間のサイズを調整できるように、直径の異なるピンが13種類用意されており、1.88468mmから2.03708mmの間で調整できるようになっています。この隙間がわずかなガタを発生させています。
上下動させる全ての機能は、Kashima Coatされた上部側に搭載されています。

『ガタを無くすためには、直径の太いピンを入れれば、良いのでは?』
一概に言い切ることはできません。
レールの設けられた黒いボトム側はできる限り軽く設計されています。
外壁も薄く作られており、この部分をシートクランプで固定しますから、規定値以上のトルクでクランプのボルトを締め付けると、内側の黒いボトム部分までも変形、圧迫してしまうことになり、ピラー内部のレールとピンの隙間も無くなります。結果、内部まで固定されることになり、ピラーを上下させることができなくなります。

今回のケース、結論からお話しいたします。

曲っています。

レールとピンの隙間を大きくすると状態が緩和されますが、使うことができるガタの大きさではなくなります。
画像
分解時、一番上の写真、小さな丸い部品を外すのに一苦労。このパーツは上部と下部を繋ぐ部分になります。

上下を分離させ、シャフトだけを縮めたり、伸ばしたりしても、軽いひっかかりがあります。

一枚目、二枚の写真のように、伸び縮みするシャフトはそのままの状態で、シートポスト上部側をダストシール部に通過させても引っかかりがあります。
上部部分とシャフト、共に曲っているようです。

画像
三枚目の写真は分解直後の写真。
下側スライダーに大きな負荷がかかっている痕跡があります。

今回の場合は、上側ほとんど全てを交換することで、状況を改善することができますが、ただ新品の上部をボトム側の黒い部分に挿入すると、若干の抵抗を感じるという深刻な事態なのです。

買って間もない製品ですから、弊社としてはお客さまの負担がなるべく少なくなるような、ご提案をさせて頂くつもりです。

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