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zoom RSS FOX Racing Shox のサグとり その3

<<   作成日時 : 2007/07/28 07:54   >>

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エアサスはリバウンド側減衰の設定が弱くなっているということをご説明申し上げました。
リバウンド側減衰は基本的にニードル(針)のようなもので、
オイルの通路を小さくしたり大きくしたりすることで減衰調整を行っています。

実はこのリバウンド側減衰用のオイル通路は、コンプレッション側減衰を発生させる時も、オイルの通リ道になっています。(オイルの動く方向はリバウンド側減衰を発生させる時とは、反対方向になります。)
ほとんどのサスペンションは構造的にリバウンド側減衰を強くするとオイルの通り道が狭くなるため、コンプレッション側減衰も強くなってしまう副作用を持っています。

コンプレッション側減衰の主な役目はスプリングの動く速度を制御・調整することです。
別な言い方をすると必要以上にバネが動かないように入力された力を消費させる役目とお考えください。
コンプレッション側減衰が強くてバネが動かない場合、直接的な衝撃は感じないのですが、ストローク感がない印象(硬い感じ)をうけます。
自動車の高級車に、減衰の発生量が少なくて済むエアサスが多いのは、よりスムースなストローク感が得られるため、快適な乗り心地が得られるためなのです。

エアスプリングサスの特徴はコイルサス(鉄製スプリング)よりも、スムースにストロークするため乗り心地がよいということはご理解いただけたと思います。

ではバネの場合は?
これは初期からの反応が直線的に感じることができる点がメリットになります。
スプリングはどんな小さな力に対しても、必ず正確に正比例で反応します。
エアサスも改善はされてきていますが、シール類が多く使われているため抵抗が大きくなります。
そのため入力に対する即応性は、コイルスプリングに対しては劣っています。

プリロードをかけるとスチールスプリングは圧縮された状態になります。
静止状態でも、絶えず元に長さに戻ろうとする力が発生するようになります。

プリロードをかけてスプリングを使用していれば、ストロークをした後に元の位置へ戻ろうとする際にプリロードがかかっていない(圧縮されていない)状態まで戻ろうとする運動エネルギーが発生します。
プリロードがかかっているため、戻る途中でコイルの動きは止められることになるのですが、リバウンド側減衰はプリロードでよってコイルを圧縮してある分だけ、余分に必要になります。

FOXの場合、プリロード1回転でスプリングを1mm縮めることができます。
またプリロードは2回転までという制約があるのは、2回転以上のプリロードでは動き始めの不安定な状態でのリバウンド側減衰が不足してしまうからなのです。

5回転のプリロードかかかっている状態を例にお話をします。
10mmストロークすると、バネにはプリロードによって縮められていた5mm分が加算され、15mm分の圧縮されたエネルギーでバネが戻ろうとします。
その結果、減衰に余裕を持たせてある2回転分の2mmを引いた3mm分、バネが戻ろうとする力を制御するリバウンド側減衰が不足してしまう現象が発生し、サスペンションが安定して機能しなくなります。

プリロードは2回転まででご使用くださいね。

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