セッティングの罠

今日もサグの重要性についてのお話です。
一般の方が陥り易いパターンについてのご説明です。

サグを正確にとったのにボトムする感覚がある。
だからプリロードをあげたり、バネをレート高いものに交換したり、空気圧を上げる。
リバウンド側減衰も強くする。
しかし改善されない。

このパターンに嵌る方が非常に多いようです。
問題点は色々と考えられますが代表的なパターンを。

サグを正確に取った。
自転車販売店の方もよくやってしまうパターンなのですが、
ものさしやメジャーを使用せず、だいたい○mmくらいと目視で設定してしまう。
これはNGです。必ず正確に測定をしてください。
いい加減に設定してしまうと、正確に問題の対処ができなくなります。
正確にサグがとれているのにボトムし易いのなら、
リバウンド側減衰を弱くしてみてください。

これでも改善されない場合には
バネについてはプリロードを弱くしてください。

その後で
コンプレッション側の調整ができるものならコンプレッション側減衰設定を強くしてください。

リアサス: 2000年以前のVanilla-RCはリザーバーへのオイルの通路が狭いので
最大でも開放から3クリックまでにしてください。
これ以上はオイル流速が上がりすぎるため温度上昇が早くなります。

フロント:RC2は高速側のコンプレッションを強くしてください。

ほとんどの場合、以上の作業を行うことで大幅に改善されます。


プリロードを上げて、リバウンドをかけて、コンプレションをかける。

プリロードはバネを動きやすくするためのもの。
リバウンド減衰ををかけると戻り側が動きにくくなります。
コンプレッションをかけると縮み側が動きにくくなります。

矛盾してますよね。このバランスをとっていく作業がセッティングなのです。
柔らめとか、硬めというのはバネレートや空気圧ではなく、
減衰の設定についてのコメントなのです。

勘違いされている方が多いようです。

規定値にサグを設定すること、これが迷路に入らないための第一歩なのです。
ワールドを戦っているスタッフさえ、ノギスで測っています。