フロントサスのセットアップについて (DH・フリーライド系) 

ダウンヒルバイクやフリーライドバイク、フロントとリアのトラベルについてお話します。
なぜかフロントのトラベル量がリアに勝っていないとダメと考える方が多いようです。

2006年度はマムアンドポップス、サポートライダーのランキングは4位でした。
EL CUERVOはリアのトラベルは9インチ、TURNERのHIGH LINEは8インチでした。
2台ともフロントの40RC2は7インチで使用していました。
8インチのトラベルにすると、前が上がりすぎてしまい、フロントの加重がかからなくなるのです。
フロントのサグをとるために柔らかいスプリングを使用し、低速側のコンプレッションを強く設定しても、ピッチングが大きくなってしまう。
またバイク自体の反応が遅れてしまうと言う現象が発生しました。
リアのスプリングレートをあげて、前とのバランスとっていったのですが、最終的には日本人ではハードな状態になってしまいました。
結局8インチではバランスが取れないため、フロントを7インチにして使用するようになりました。
すると嘘のように簡単にセットアップがうまくいったのです。
8インチよりもバイクのバランスが格段によくなりました。

2007年モデルまでの40RC2は7インチで使用されることをお進めします。

36系をハンドル位置が高いフリーライドバイクで使用している場合には、思い切ってストロークを落としてみてください。
前の加重が大きく取れるようになります。
それにあわせてリアをセットアップしなおして見てください。
バイクの無駄な動きが少なくなり、コントロールしやすくなります。
「前が滑りそう。」、「フロントが遠回りしている感覚がある。」と言う方にはお勧めです。

リアのサグが大きくても意外に気になりません。
むしろフロントが無駄に長い場合にデメリットが発生します。
フロントのトラベルがリアよりも少なくても問題ありません。

補足:
2008年モデルの40RC2はダンパー依存度を上げてバネレートを下げるようになりました。
以前よりも8インチでの使い勝手は格段に向上しています。
エリートクラスでも、バイクの負担が大きいタイプのライダーにはお勧めです。