セッティング、難しく考える必要はありません。

「こうでなきゃ。」いけないってことはありません。
日本人は基本的に「真実はひとつ」と考えがちです。

セッティングは前にも言及しましたが、突き詰めていくと、
その日のコンディションだけではなく、体調にも左右される微妙なものです。
全ての人がセッティングを極端に追い込む必要はありません。
もっと気楽に考えてください。
乱暴な言い方をすれば、
RP23はセッティングが面倒ならサグだしをして、
リバウンド側減衰を開放から2から3クリック締め込みで使えばいいのです。
それで突き上げがあるのなら、リバウンド側を弱くする。
これでいいのです。
いい加減なセッティングではなく、好い加減のセッティングで乗ることができれば、それがベスト。
「好みのセッティング」にもある程度の範囲に入っている必要はあります。

DHX系のリザーバーへのベストな空気圧(ブースト圧)は、
乗車されるかたの体重によってある程度の幅がでてきますが、
オーバーホールのサイクルまで考えると125PSI以上を推奨するのがベスト。
この結論は複数のトップクラスのライダーのユニットから一般の方までのユニットを
オーバーホールした経験が根拠になっています。

ただし体重移動の大きさが少ないライダーはバイクへの依存度が上がるため、ブースト圧は高めになります。
ブースト圧を高めのままで乗リ続けるのもいいのですが、
速くなりたいのならブースト圧を下げても大丈夫な体重移動の技術を身につけるべきです。
「速く走りたい。」という欲があるのなら、基本に忠実に。

正解に近い方に向かってセッティング変え、
そのセッティングに合わせ走行し破綻しない技術を身につけていくという逆算的な方式も、
エキスパートやエリートの10位以下の人には重要なトレーニングになります。

速くなりたいという人が、遅い自分が作り上げた好みに執着しても何も生まれません。

パノラマならば DHX 5.0の場合
ボトムアウト開放から、1.5回転締め込み。
ブースト圧 150PSI
リバウンド側減衰設定、開放から1から3クリックまで(軸間 8.75から9.5のモデル)
PROPEDAL 開放から3から5クリック締め込み。

サグさえ正確に出せていれば、これでかなり高いレベルの走りができます。
前もそれに合わせて違和感のないセットアップをしてください。
自分の体力配分さえも、このセットアップは教えてくれるはずです。

両手がふさがった状態では、新しいものをつかむことはできません。
ブレークスルーを必要とする人は自分の好みを手放す勇気を。
自分に合わない。これは間違っています。
自分をそのセットアップに合わせるのです。
そうすることで正しい体重移動ができるようになります。
しばらく走行した後で元の自分の好みに戻してみてください。
必ず違和感を覚えるはずです。それが進歩の実感なのです。
またタイムを必ず計測すること。これだけが絶対的な判断基準となります。

今で満足させるのか、それとも先を行かせるのかで、アドバイスは変わってきます。
セッティングが決まれば、成績は必ず安定してきます。
速く走りたいなら、速い人の真似をするのが一番の近道です。