ウェットコンディション・セッティングのヒント

ウェット・コンディションの場合、直ぐに思いつくのはリバウンド側減衰を強くすること。
実はこれ、“両刃の剣”なのです。

何度もお話しているように、
リバウンド側減衰設定を強くすると、コンプレッション側減衰が強くなる副作用があります。
タイヤがグリップを失った時にタイヤの挙動を掴み易くしたい。
対処する時間が欲しい。
気持ちはよくわかります。
しかしサスペンションに動いてもらうことによって安心感を得る方法があるのです。

エアサスの場合、減衰設定はそのままで少しだけエアを抜く。
これは5PSI程度で構わないと思います。サグを大きくするのです。
減衰はそのままの設定でストロークする量を多くするわけです。

距離(≒時間)X力=減衰力 ですから

力はそのままで距離を長くとることによって減衰力(効果)をあげるのです。

バネサスの場合はプリロードを抜く。(緩める方向に半回転)
あまり抜き過ぎると、バネの活性が損なわれますので気をつけて。

サスペンションをより多く動かす。

これがもう一つのテーマになります。
コンプレッション側減衰の設定を緩めるのも有効な手段。

DHX 5.0はプロペダルダイアルを緩める。
もしくはプロペダルダイアルはそのままでブースト圧をわずかに下げる。
設定はそのままでバネレートを換えて、プリロードを上げ気味にする。

RP23なら通常は2設定なら1に変更するなどの対策ができるわけです。

フロントも同じように調整してみてください。
エア圧の変更、プリロードの変更、バネレートの変更などを利用することができます。

Xならスレッショルドを緩める。
RLCならコンプレションダイアルを緩める。
RC2ならば、ロースピード側のコンプレションを抜く。
などの対策が考えられます。

リバウンド側だけに頼らない。

これが重要です。