前?後?スプリングの交換順

リアショックが09'DHX5.0 3inchトラベルで400/3.25のスプリングを使用しており、サグはスプリングとプリロードリングが噛み合ってから1回転の設定でギリギリ18mmといった感じです。
もう1ランク低いレートのスプリングに変えようかと考えておりますがいかがでしょうか?

またフロントフォーク09'40RC2は、ほとんどサグが取れません。
32mmソケットをまだ用意していないため現状のスプリングがわからないのですが、こちらも当然レートの低いものに交換と考えております。

自分の体重(62kg)からだと紫もしくは黒でも良いのかと思いますがいかがでしょうか?
それと、これらのパーツを販売店からオーダー入れた場合部品の在庫状況、可能であれば金額などお教えいただけないでしょうか?
組み上げたばかりなのですが、この状態で乗るのはちょっとシンドイ感じがするので躊躇しています。

というご質問をお受けしました。


フレームの年式やメーカー・モデル名がわかりません。
折角ご質問いただいたのですから、より正確なご回答を差し上げたいと思います。
弊社取扱商品でなくても構いませんので、質問される方は是非ご申告をお願いいたします。
またフォークやリアユニットが新品なのか、使用されたものなのかでも回答は異なってきます。

組み上げたばかりということなので、今回は2009年モデルの新品としてお話を進めさせて頂きます。

問題は作業の順番。
今回の場合は、まずフロントから手をつけてください。

>ほとんどサグが取れない

何ミリかは沈んでいるはずです。その数値が正しいバネレートを得るために必要となります。
またインナーチューブの突き出し量は何ミリなのかを教えていただく必要があります。


>自分の体重(62kg)からだと紫もしくは黒でも良いのかと思いますがいかがでしょうか?

フレームには個体差もあります。体重でわかるバネレートは目安でしかありません。


>現状のスプリングがわからない

弊社がアフターマーケットで販売している40RC2に使用されているデフォルトのスプリングはブルーです。


絶対的にフロントの過重が足りていない状態だと思います。

対策としては
①バネレートを下げる。
②ストロークを短くする。

先にリアショックのスプリングを変えてしまうと、前が余計に沈まなくなります。
その状態でフロントのバネレートを下げると、再度リアが沈まなくなってしまうため、二度手間となります。


2009年の黒のバネレートは30lbs/inch、紫が35lbs/inch、ブルーが40lbs/inch。
8インチで使用しているのなら、最低必要なサグは30mm。

例の式で計算して見ましょう。
現在のサグを15mm、スプリングがブルーと仮定します。
注:インチに換算する必要はありません。

15mm(サグ)×40lbs/inch(ブルーのバネレート)÷30mm(必要なサグ)=20lbs/inch

これでは黒いスプリングでもバネレートが高いことになります。

黒に変えて沈み込むであろう値は、

15mm(サグ)×40lbs/inch(ブルーのバネレート)÷30lbs/inch(黒のバネレート)=20mm

となります。


仮にストロークを7インチに縮めるとどうなるのか?

8インチから7インチへの変更は必要なサグの量も減ります。

7インチのサグは27mm。
8インチのサグは30mm。

その差はわずか3mmですが、

20mm÷27mm=約74% 
20mm÷30mm=約66%

サグの“達成率”にすると、8%の差になってきます。(変更前は50%)
実際に7インチにトラベル変更するとフォークの全長が短くなるため、フロントの過重が大きくなり20mm以上の沈み込みが得られます。(フォークの突き出し量やヘッドアングルなどがはっきりしていれば、計算である程度の予測はできますが、マウンテンバイクが嫌いになってしまうと思いますので、計算式にはあえて触れません。)
ストロークを変更することも、視野に入れておいてください。

前の沈み込みが大きくなれば、リアサスペンションのサグが減ります。
必要であれば、そのときにリアのバネレートを変更して下さい。

リアのサスペンションが沈み込めば、当然フロントのサグが減ります。
それを見越して、フロントのサグが規定値よりも多めになるようなレートを選んでおくことが近道になると思います。


>これらのパーツを販売店からオーダー入れた場合部品の在庫状況、可能であれば金額などお教えいただけないでしょうか?

本日の時点では黒と紫両方ともに在庫はございます。価格は、3,360円(税込)

リア用のスプリングは6,090円(税込)です。


基本的には
http://mamapapa.at.webry.info/201005/article_21.html
の応用となります。