ショックユニットの磨耗について

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上から『エアスリーブ』、『メインピストン、シャフト、トップキャップ』、そして一番下がダンパーボディとなります。
これらの部品の共通点は接触しながら動く部分であること。
エアスリーブの内側はトップキャップに取り付けられたシールと、
トップキャップに取り付けられたOリングとDUベアリングはシャフトに、
シャフトはトップキャップのOリングとDUベアリング、
ダンパーボディはエアスリーブに取り付けられたダストシールとOリングに接触しながらストロークしています。


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トップキャップに打ち込まれたDUベアリング、通常は貫通しているシャフトと接することが無いよう隙間にオイルが入りこみ、フローティングした状態になってます。ショックユニット単体で眺めると頑丈そうに見えるのですが、上下のアイレットをフレームに固定して使用すれば、ユニット全体はたわみながらストロークすることになります。
意外なことかもしれませんが、オフロードよりも舗装路の方がタイヤのグリップ力が上がりますから、ユニット本体の“たわみ”や“ねじれ”は舗装路の方が大きくなるケースがあります。いずれにせよ、シャフトとトップキャップに打ち込まれたDUは接触しながら仕事をしています。

写真のトップキャップに打ち込まれたDUにも磨耗が発生しています。


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判り難いかもしれませんが、光が太くなっている辺りが磨耗の進行している部分です。
隙間が大きくなれば、エア噛みやオイル漏れを起こしやすくなります。

2004年以前のモデルの鉄製シャフトは既に製造されていないため、交換用部品を入手することができません。
(FOXでは2004年以前のモデルの修理を行っていないようです。弊社でも近い将来、修理ができなくなると思います。注:現在ではモデルイヤーで5年前までのモデルがサービスの対象となっています。)

新品と同等の性能を確保するためには接触しながら動く全ての部品を交換しなければなりません。しかしそれは費用の面を考慮すれば現実的ではありません。
ここで理解して頂きたいことは、通常のオーバーホールは数年に渡って使用したユニットを新品に戻すことができる作業ではないということです。
長年にわたって使用されている製品になればなるほど、オーバーホールの間隔は短くなります。

なるべく対費用効果の高い部品交換だけを行うことを心がけていますが、オーバーホールをご依頼の際には5年の使用を目安に、買い換えのご検討も併せてお願いしたいと思います。
(使用頻度が少なく部品の消耗が進んでいない製品は、この限りではありません。使用頻度の高いものは、より短いサイクルでの買い換えをお勧めする場合もあります。)

以上、ご理解ご協力の程、宜しくお願いいたします。


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