おもちゃの病院

最初になりたいと思った職業が、おもちゃのお医者さん。
1945年の終戦から二十年以上が経過し、物が豊かになり始めた時代のお話になります。
百貨店が提供するサービスとして「おもちゃの病院」というものがありました。

今でも東京の百貨店で同じようなビジネスをなさっているようですが、私の知っている「おもちゃの病院」は百貨店が自社で販売したおもちゃの修理を請け負うサービスの一つであったと思います。祖父が御土産で買ってきてくれたおもちゃに、百貨店が製作したと思われる健康保険証を模した小さな手帳のようなものが添付されていたことを憶えています。(昔は健康保険証、カードではありませんでした。)

分解することは男の子の仕事のようなもの。母親の使う足踏み式ミシンの引き出しに入っているドライバーを内緒で持ち出して作業にかかります。
当時から変わった子どもでしたから、ネジにプラスドライバーで緩めた形跡がつくのが嫌!でした。今考えてみれば、サイズのあっていないドライバーを使い、ネジに切られた十字に対しドライバーを垂直に当てることを意識できていないのですからネジにダメージを与えてしまうのは当たり前のことなのですが。

一度だけ病院のお世話になったことがあります。
実際には二週間程度だと思うのですが、時間の観念があやふやな子どもですから、おもちゃを修理に出して迎えにいくまでの期間がとても長く感じました。

病院から帰ってきたおもちゃのケガは完治していました。
おもちゃの裏側をみると、修理されているはずなのにネジは無事。実際には新品に交換されていたのかもしれませんが、子どもですから深く考えることなど無理なお話。
「すごい、なぜネジが痛まないのだろう。同じことをしたい。」という気持ちがおもちゃのお医者さんになりたいと思った、きっかけでありました。

あれから40年以上が経過、気がつけば、大人の、おもちゃの修理屋さんになってしまいました。(笑)

弊社の業種は問屋、サービスの一環としてメンテンスサービスを行なっています。


写真は本日作業完了分の2009 36RC2のダンパーカートリッジ。
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