ハイスピード側コンプレッションの調整 補足

伝えたいことお話しているつもりでも説明が足りなかったと反省することがしばしばあります。
4月17日分の「ご質問にお答えします。」もその一例です。質問者の方のお返事でこれを文章化していなかったと気が付きました。

「ハイスピード側をかけているとバルブリーフが開くのも遅いけど閉じるのも早いということですね。」

まさにその通りで、私の説明が足りなかった大切な部分を教えていただきました。

ハイスピード側コンプレッションは、その回路に設定されたバルブリーフ(蓋)をスプリングで押さえ、そのスプリングを圧縮することによって開閉するタイミングを調整するようになっています。弱い設定あればスプリングにかかっている力が弱くなるわけですから、開くタイミングは早くなり、閉じるタイミングは遅くなります。強い設定あれば、開くタイミングが遅くなり、閉じるタイミングが早くなります。その結果、ハイスピードコンプレッションは踏ん張り感に影響を与えているのです。

「個人的にはハイスピード側はリバウンド、ロースピード側がある程度設定が終了していて、最後の後半の踏ん張り具合を調整するのに使っていましたが、間違いだったんですね。」

このコメントでも新しい視点を持つことができました。
間違いではありません。フルストロークに近い状態にするためには入力される衝撃に大きさと速さが必要となります。その状態においてハイスピード側コンプレッションが機能することにより踏ん張り感が生まれていることは間違いではありません。
ストローク中盤までの速い入力に対してもハイスピード側減衰は機能することができるという部分を足していただければ、ほとんど完璧な説明になると思います。

ハイスピード側コンプレッションは日常的には意識する必要のない領域で機能します。
リバウンド調整とロースピード側コンプレッションの設定は一度決めることができたのならば、その後は微調整で対応することが可能です。急激な落ち込みなどのコース状況に合わせて、比較的大きな範囲で追加調整する機能がハイスピード側コンプレッションの役割となります。


この項に限らず今まで様々なコメントをくださった皆様、改めて御礼申し上げます。
ありがとうございます。今後とも、よろしくお願い申し上げます。