ヒントになれば幸いです。(仮)

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zoom RSS サグの数値、修善寺でも結果として表れています。

<<   作成日時 : 2013/07/25 20:15   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 42 / トラックバック 0 / コメント 4

初期の無駄な動きを消すため、必要以上に空気圧を上げてしまうことは愚の骨頂です。
正しい対応は、サグをそのままの状態でロースピード側のコンプレッションを上げること。
空気圧を上げることによってサグを減らしてしまうと、出口のない迷路に入り込んでいくことになります。

サグは体重と車両バランスによって決定されるものであり、サスペンションの動きを制御するために、サグ(空気圧)を変更することは間違った設定方法なのです。
必ずサグは15%〜30%の範囲に入れるようにしてください。コースに合わせた設定変更も、必ずこの範囲内で行うようにして下さい。

簡単にお話すると、空気圧を上げてサグを減らしてしまうとストローク量が少なくなります。確かに初期は動き難くなりますが、サグを減らすと圧縮限界が下がってきてしまうため、バネレートを上げたショートストロークのサスと同じ状態になります。

画像
このグラフは150mmストロークのフォークを、70psi、100psi、125psi にそれぞれ加圧し、10mmずつストロークさせた時の内圧の変化をグラフ化したものです。

70psiが130mmで処理している仕事量を、125psiでは100mmでこなさなければならないことが、このグラフから読み取ることができます。

空気圧を上げると、その違いは簡単に体感できますが、表面上のわかりやすい違いにとらわれてしまうと、速く走るための本質から離れて行ってしまうことになります。

同じ衝撃が入力されても、サグを減らした空気圧が高い状態では、サスペンションの圧縮限界が下がってきますから短い区間で与えられた仕事をこなさなければならなくなります。短いストローク量で衝撃による運動エネルギーを処理しようとすれば、ロースピード側のコンプレッションを上げる必要があり、リバウンド側減衰も強めの設定になります。サスは全域で動かなくなり、突き上げの発生しやすい、余裕のない状態になっていきます。

以前にお話した通り、サグを少なくしてしまうと伸び側の余裕がなくなります。
伸び側の余裕があれば、リバウンド側減衰を弱く設定することができます。
リバウンド側減衰が弱ければ、衝撃に対処する際に、より多くのエネルギーを効率良く消化できる位置まで短時間でもどることが可能になります。エネルギーを消化するために長い距離を使うことができるわけですから、距離あたりの仕事量を減らすことができます。これが余裕に繋がります。

サグの少ない状態は険しい山の稜線を歩くようなもの。線であっても面ではない。
余裕があるから、走りに集中できる。
余裕があるからこそ、ミスを犯してしまう確率を下げることができます。

XC、DHに関わらず、世界のトップクラスで活躍している人たちは、サグを必ず15%〜30%の範囲に入れています。逆に言えば、その選手たちが我々に使いやすいよう、その数値をフィードバックしてくれているのです。


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
いつも拝見させて頂いております。
 フォークにフロート32_120mm RLを使用しております。
体重が60kgと軽いためでもあるのでしょうが、ザグを30mm(45psiぐらい)に合わせても、80mm程度までしか、ストロークしません。エアをおとして45psi以下にすると、初期の戻りが悪くなり、使えません。コイルスプリングの様にストローク限界付近まできちんと動作させる事はできないのでしょうか?タラスというモデルは、ストローク可変以外に、スプリング特性がリニアになっていると聞いたことがありますが、最後までソフトでリニアな特性を望むならタラスガよいのでしょうか?
小堀
2013/10/22 23:46
小堀さん、こんにちは。

必ず何年モデルなのかも記載して下さい。
より正確にお答えすることができます。

60kg、気にされる程、軽くはありません。
小学生ユーザーもたくさんいらっしゃいます。

トップページにある検索ツールで「ストローク 使い切れない」と入力してみてください。(大抵の質問には既にお応えしていると考えます。)
まずは検索を。

http://mamapapa.at.webry.info/200811/article_3.html
http://mamapapa.at.webry.info/200903/article_4.html
http://mamapapa.at.webry.info/200908/article_1.html
http://mamapapa.at.webry.info/200707/article_4.html
http://mamapapa.at.webry.info/200711/article_8.html

TALASに換えると中間域の動きは変わりますがフルには使い切れません。
わかりやすい部分に囚われがちですが、エアスプリングだけの問題ではありません。減衰も働いているため、80mmのストロークで止まっているのです。
お勧めしませんが、ダンパーサイドのオイルを抜いて使えば、フルストロークも夢ではありません。

速く快適に走ることが目的、ストロークはそれを実現するための手段です。
大島
2013/10/23 09:12
ご回答ありがとうございます。
 マシンは2011年式のコメンサルスーパー4に標準で着いていたものでそのまま乗っています。過去文参考になりました。内容は全て理解出来ております。
文中の下記の内容が小生の気持ちですね。
>サグの量が必要以上に増えるため、バイクのピッチングが大きくなり、バイクが前>に進まなくなります。
>ただし「早く走ることには興味がない。快適な状態を楽しみたい。」という考え方>があって、ソフトに設定をするのならば、全く問題はありません。
今でも古いショーワグラビエDHを使っていますが、ストローク実働80mmの有効範囲でスコスコと良く動き、小生の乗り方ではフルボトムしないので実に気に入っています。ただ、動きすぎて疲れはしますが、このような味付けが好みですね。コイルだけでなくエアーで後半踏ん張るのか、ダンパーの設定なのか不思議とフルストロークはしないのが凄い所です。
現在のFOXのF120も、多少動きすぎでも良いので、スコスコと動いてほしいなと思っております。コンプレッションの設定が無いので、一度チューンしたら変更不可で割り切りが必要ですが、何かいい方法があれば、是非お願い出来ればと思います。
詳しくは分かりませんが、オイルの番手を下げるとか、コンプレッション側をどうにかするのでしょうか?。そろそろ購入から2年が経過するのでメンテに合わせて作業をお願いで切ればと思っています。よろしくお願いします。



小堀
2013/10/23 23:55
小堀さん、こんにちは。

基本的に最近のサスペンションはスコスコ動きません。
前後サスであると、更に動かなくなります。
FOXはその中でも動く方なんですが…。
サグが30oで、ストロークが80o。
ということは乗車状態した状態から50mmだけのストローク。
リア側サグの設定はおいくつなのでしょうか?

弊社では純正指定オイルを使った作業のみで、またダンパーの仕様変更も承っていないことをお伝えいたします。
大島
2013/10/24 19:45
サグの数値、修善寺でも結果として表れています。 ヒントになれば幸いです。(仮)/BIGLOBEウェブリブログ
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