DH、フリーライドバイクのセットアップ

40までエアスプリング化されたのですが、40 Rや36 VAN180 RC2の人気も根強いものがあります。完成車メーカーのラインナップにもスプリングを使用したモデルがちらほら。
完成車の場合、バネレートが高めに設定されていることが多いようです。一日でも早く本来の動きを体感したいということでスプリングの交換を急がれる方が多いようですが、少し待ってください。ステムの交換も検討されているのなら先にステムを交換して下さい。
ポジション出しが先決です。先にスプリングを交換、その後にステムを交換すると最悪の場合、もう一度スプリングを交換しなければならなくなります。想像以上にステムは前後の重量バランスに影響を与えます。
前後スプリングサスで共にスプリングの交換を考えている場合、先にフロントの設定を柔らかめに設定し、その後にリア側のスプリングレートを決定する方法がゴールへの近道です。

現在のバネレート(完成車の場合、必ずプリロードキャップを外し、使用されているスプリングのレートを実際に確認するようにしてください。)×現状のサグ÷設定したいサグで交換すべきバネレートを算出することができます。

プリロードの調整でリアのサグ量を調整するのはNG。軽いマウンテンバイクではバネの動き始めるタイミングが遅くなり過ぎます。また動き出してからのスプリングの加速力がダンパー性能を凌駕してしまうため、エア噛みを起こしやすくなります。

最近のワールドカップで使用されている設定は中間域での仕事量を増やすことに重点がおかれています。
パコパコ動かす方が、サスペンションをコンプレッションによって締め上げるよりもタイムが出ることが証明されたため、ダンパーシャフトを小径化し、ブースト圧に対する影響を小さくし過渡特性を緩やかにしてあります。
2013年以前のRC4ではボトムアウトを全開することによって最近のトレンドに近い設定になります。2014年モデルでは、半回転程度の設定にしてHI側のコンプレッション減衰設定を積極的に使用するようにして下さい。

ブースト圧は最低でも150PSIに設定するようにして下さい。バイクによっては体重の軽い方に辛い設定になるかもしれませんが、そのような場合にはダンパー内部のバルビングを変更することによって150PSIに加圧してもコンプレッションダイアルを使用することができるようなります。オーバーホール時にご相談ください。


忙しくなると文章主体になるのが悪い癖。暇なわけではなく、結構テンパって作業しています。