RC4の設定、復習版。

選手からの質問に答えたメールの一部です。皆さんの役にも立ちそうなので転載してみました。


ボトムアウトは全体の動きをデザインします。

HIGH&LOWはリザーバーに流れ込むオイルの流量制限を直接的に行っています。

HIGH側:大きなオイル通路をバルブリーフによって塞いでいます。
そのバルブリーフを押さえているスプリングのプリロードを変化させているのがHIGHのダイアル。
バルブリーフを開くタイミングを変化させてオイルの流れを抑制しています。
設定された以上のオイルの流れに対してバルブリーフが開き、熱変換が行なわれ、そのエネルギーを消費しています。

LO側:オイル通路の大きさをニードルによって変化させ流量制限を行っています。
*リバウンド回路が副作用的に発生させているコンプレッションと同じような仕組みです。
リバウンドを1クリック戻すとシャキシャキ感が生まれるのは、戻り側だけではなく圧縮によるオイルの抵抗も少なくなるためです。

HIGH側のバルブリーフが開いてしまうと、ユニットは踏ん張ることを一時的に止めます。(最終的にはボトムアウトが踏ん張る仕事を引き継ぎます。)
その結果、この段階での衝撃を吸収することはできるのですが一時的に踏ん張りがなくなるため失速します。

オイルがリザーバーに流れ込む前に、ダンパーシャフトに取り付けられたメインピストンがバルブリーフによる熱変換を行っています。ダンパー内に入り込んだダンパーシャフトの容量分のオイルがリザーバーに流れ込みます。
大きな衝撃であれば、その移動するオイルの流速は上がります。
ボトムアウトはオイルの移動量が多くなった時の可変リミッター的な役目を果たしています。