RC2、HIとLO側の実践的な例 その2

40フロート、70psiでサグは40mm。富士見A(A')走ると180mm使ってる感じです。
ローは4クリ締め、ハイは12クリ、リバウンドは4クリ締め、エア室は上側にスペーサー3つ。


セッティングを教えて頂きましたので昨日の続きを。

サグはきっちり、いい感じ。リバウンドも遅くありません。
気室設定も標準に近い状態です。では何が問題なのか?

ダンパーシャフトに取り付けられたメインピストンのが開き、ダンパーシャフトがダンパー内部に入り込んだ分の容積分のオイルが、ダンパー上部に取り付けられた回路を通ります。これが基本構造。
その際の流量制限をしているのが、LO側コンプレッション。通路が狭くなって通り難くなれば、通り抜けに時間がかかります。その滞留時間が硬さになるわけです。これがLO側コンプレッションの正体。

対してダンパーシャフトが速い力で入り込み、LO側で処理しきれなくなったオイルが行き場を失った際、ドアを開けて違う通路を通ります。ドアを開ける際にエネルギーを使わせ、オイルの流れを減速させる仕組みがHI側コンプレッションの基本構造。
そうドアがバルブリーフになっていて、ドアを開く際に必要な力を大きくしたり、小さくしたり、調整できる機能がHI側アジャスターなのです。

この二つの仕事の引き継ぎを、走行速度域に合わせてスムースに行えるようにする作業がHI-LOコンプレッション・セッティングです。

高速で走行する場合、小さな衝撃であっても入力されるスピードが高くなります。実はこれ高速側に分類される仕事なのです。
LOの4クリックに対して、HIの12クリックは締め込み過ぎ。仕事の引き継ぎがうまくいっていない状態です。

この場合、HIを8まで緩めてもらい、その後にLOを締め込むのが正解。
間違いなく、ジープロードでの安定感が増すはずです。

具体的なセッティングを教えて貰えば、一気にゴールへ向かうことができます。


補足: 「速く動かす。」

コイルサスならプリロードを上げる
(バネの活性が上がり、元気よく動くようになります。)

①エアサスならば気室設定を大きくとることによって、初期を動き易くした上でリバウンドを緩めるという方法

②サグが適正であり、リバウンドを固定したままであれば、気室を小さくすることで反発力を上げ、バネ感を強くするという方法

があります。①はサグが取れていない場合にも有効です。