DHX RC4、セッティングのおさらい。

DHX系のブースト圧設定は基本150PSIに設定して下さい。

今日、オーバーホール依頼を受けたDHX RC4ユニットなのですが200PSI加圧されていました。HI-LOのコンプレッションは弱めにかかっている程度。ボトムアウトは締め込み気味。スプリングレートは450。

内部にあるバルブリーフの金属疲労度やオイルの汚れなどで、だいたいの使用頻度やどれくらいの技術をお持ちなのか、判断、最近の流行言葉でいうとプロファイリングすることができます。それも結構正確に。
体重は少し重めの80kg以上、使用頻度は極めて少ない、忙しくって山へ行く時間がないという感じ。技量は極めて普通のあまり若くないライダーさんが使用しているのではないかと推測されます。

「山へ行く頻度を増やしてあげたい。」と私は考えました。
忙しいといっても、その忙しさを何とかしてでも山へ行きたいと思ってもらえれば、絶対に頻度を上げることができるはずなんです。快適に、以前よりも速く走ることができれば、山へ行きたいと思わないMTBバイカーはいないと考えます。

太いシャフトのDHX RC4、サグは33%。
*年式やモデルによってことなります。細いシャフトのDHX RC4は15~20%、2016 DHX2は30%

ユニットのサイズは9.5-3.0、3.0のシャフトストロークですから、
3(ユニットシャフト長)×25.4(インチをミリ換算します)×0.33(33%)=25.146mmのサグが必要です。

200PSI加圧してしまうと全域で動きが硬くなります。またボトムアウトが締め込まれていましたから、動かしたくない意志が伝わってきます。その割にLO側のコンプレションが、ほとんどかかっていません。
以上のことから、サグが理想値よりも少し大きめになっているのではないか=正しいスプリングレートを選択されていない可能性が高くなりました。
正しいバネレートに交換。ボトムアウトを一回転半締め込み、ブースト圧を150PSIに設定。
リバウンドは連続する衝撃を受けた時に突き上げを感じないように設定。
LO側のコンプレッションは6クリック締め込み。ガレ場などを高速で走った時、動き過ぎない程度にHI側をかければ、スムースにリアユニットを動かせるはず。
最初に考えなければならないのは、正しいサグの量を得ることができるスプリング。50上げるだけでも、かなりフィーリングが改善され、ストローク感が出てくるはずだと思います。苦行が快楽に変わるはずです。
楽しいですよ。正しいセッティングのバイクって。車体が一回り小さくなった感じがするんです。
軽快に走ることができますよ。山、行きたくなったでしょ?