動き過ぎているサスペンションへの対策 フロント編

2016年モデル 32シリーズ 100mmストロークでサグが15mm。
動き過ぎているので、空気圧を60psiから65psiに変更したい。

これは間違った選択です。

FOX指定の32におけるサグの指定範囲は

Firm(硬めのセッティング)15%から 
Plush(ソフトなセッティング)で20%まで


空気圧を増やしてしまうとサグの量が15%よりも少なくなり、指定範囲から外れることになります。


冷静に考えてみて下さい。
動き過ぎている場合、その領域は『中盤からボトムアウト付近まで』に該当するはずです。
正解は、スペーサーを一つ増やし、気室設定を小さくして後半の踏ん張りを増加させる。
スプリング特性の変更によって、動きを制限します。

フロントが動き過ぎていると、車体姿勢が前下がりぎみになります。
一番のデメリットは下りでの恐怖心の増加。路面の斜度に、前下がりになった車体分の角度が足されたものが視覚情報としてライダーの脳に伝達されます。
また前輪への荷重が過剰になるため、ハンドリングが重くなり、上腕で支える筋力の増加が更に緊張感を脳に伝えることになります。

ここまでは気室設定の変更ができるモデルでの対応方法。
気室変更できない2014年以前のモデルでも、動きを制限することができます。
ただし裏技ですから自己責任での作業お願い致します。

注意:使用によって疲れているエアピストンへの負担が大きくなります。使用されてきた時間や内容によっては硬質プラスチック製スプリングリテーナーが破損する可能性があります。

エアピストンの上に入れられているFLOAT FLUIDの量を5ccから10ccに増やします。
これによって気室の容量を減らすことができ、スペーサーの使用と同等の効果を得ることができます。

気を付けなければならないのは、リバウンド設定が強すぎても、インナーチューブの戻るスピードが遅くなることで、頭の位置が下がります。念のため、リバウンドが過剰でないことを確かめてから、作業を行うようにしてください。