HSC / LSC 設定バランスのコツ

LSC / HSC、設定の仕方についてのお話です。
基本構造は以前にもお話しました。詳しくは
http://mamapapa.at.webry.info/201203/article_16.html
が参考になると思います。

軽くおさらいをしておきます。
低速側のコンプレッションはオイルの流量制限によって発生させ、高速側のコンプレッションはバルブリーフが開くタイミングを調整しているスプリングのプリロードを変化させています。
流量制限によってオイルが流れ難くなれば、全体にストロークしづらくなり、瞬間的に大きな力が入力された場合にはエネルギーを消費(熱変換)しながらストロークするような構造になっています。

今日お伝えしたいのは、2016年以降のモデルについてのその設定バランスのコツです。

HSC / LSC、共に「何クリック戻し」と記録されていますよね?
できる限り、その差を小さく設定してください。クリック数を一致させても構いません。

全年度のモデルに共通するのは「極端に偏った設定を行うとスムースにストロークしなくなる。」という点です。
極端な仕事量の差が生じてしまうと、本来の性能が発揮できなくなります。
低速側が効いていない状態(オイルの流量が増えています。)で高速側をいくら効かせても、その効果は半減します。
また低速を目一杯効かせる(オイルの流量が減ります。)と、高速側が機能しなくなり、普段は動かないサスなのにボトムアウトしやすい状態になってしまいます。

その差を少なく、もしくは一致させた状態であっても、突き上げ感があるのなら、リバウンド側の設定が強過ぎることを疑ってください。

「低速側でペダリングロスを抑え、高速側でボトムアウトを防ぐ感じ。」
この点を意識しながら、セッティングを行って下さい。

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