32 FLOAT SC 100mm の設定について

サグの沈み込み量は15mm-20mm。
柔らかめ、硬めはこの範囲で。
理想は、15mmをドライコンディション用に、20mmをウェット用に使い分けることがベターであると考えます。

サスペンションを動かしたい場合には、黒いダイアルでロースピード側を緩めてください。
以前にもお話しましたが、ロースピード・コンプレッションは、物理的にオイルの通路を小さくし、オイルの流量制限をすることにより、処理時間を長くすることでストロークするスピードを抑えています。この感覚が硬いと感じる理由です。
サスの戻りを制御するロースピードリバウンドも、戻り側の通路を狭くすることで時間を遅くしています。リバウンドを強くすると、副作用でロースピードのコンプレッションが強くなります。サスを動かしたい場合には開放に近い設定が望ましいのです。

例えば、ウェットの場合はリバウンドを遅くするのではなく、サグ量を増やし、ロースピード側のコンプレッションを緩めることが正解なのです。空気圧を下げてサグ量を増やすということは、エアスプリングの反発力が少なくなるということですから、リバウンド設定が同じであっても、相対的にリバウンドの効果は大きくなります。

フレームのサイズ(体に対して大き目であると荷重が不足気味になりますし、小さめであると過剰になります。)、ハンドルの幅や高さ、ステムの長さや角度、シートポストの高さや形状、サドルのセットされた位置などによって、同じサグ量が得られる空気圧は変化します。マニュアルにある空気圧は設定を始める際の基準とお考えください。