|
このタイプのリバウンドダイアルは現在DHX−AIRのみですが、 2004年以前のFLOAT−RLのリバウンド側減衰調整もダイアルの形状は違いますが同様の構造です。 (FLOAT−RLのダイアルには溝がありません。) さて今回の修理依頼は “リバウンドダイアルが回らない。” 正確には“回せなく”してありました。 通常は2mmくらいのレンチを溝に差し込めば、少々硬くでも回せるはず。 この傷はユーザーさんが回せなかった格闘の痕跡です。 DUがかなり磨耗しています。はじめは機能していたようです。 はじめから回らなかったら、当然クレームで修理依頼されるはずです。 この前に何をされたのか。 冷静に思い出していただければ、この様な状態にはなりませんでした。 ヘックス・レンチの直下にはイモネジ、スプリング、ボールベアリングが入っています。 (写真左の丸いシルバーの部分はオイル通路の蓋、絶対に開けないでください。) ダイアルに切られた溝をボールベアリングが通過することによって、 バネが押されて戻る動きをしてラチェット感を作り出しています。 このネジを締めこんでいくと、バネがどんどん圧縮されていきます。 縮みきったバネは単なる鉄の塊。 ボールベアリングがダイアルに食い込みまわすことができなくなります。 まさにその状態でした。 リバウンド側減衰調整のダイアルの中心にはアジャスターロッドが貫通しています。 ダンパー内部でシャフトの中に入れてあるホーローネジ(真ん中に六角の穴が開いています。)を、 アジャスターロードが回すことによってオイルの通路の大きさを変えています。 ダイアルを回し過ぎて、ホーローネジをシャフトに食い込ませると同様に回転しなくなります。 その場合には空気を抜いてダンパーを圧縮させてください。 ゆっくりと戻ってくるなら、絞めこみすぎ。 早くもどってくるのなら、緩めすぎです。 それぞれ反対の方向に回してください。 多少抵抗がありますが必ずリバウンドダイアルは回るようになります。 フロントフォークのカートリッジのリバウンドダイアルはこの方法は使えません。 無理に回そうとするとアジャスターロッドが千切れてしまうことになります。 時間はかかりますがカートリッジを完全分解して内部からアジャスターロッドを取り外す方法が、 パーツを無駄に痛めることがありません。 販売店さんから弊社にお送りください。 オーバーホールと同時作業ならば工賃は戴いておりません。 |
| << 前記事(2008/05/16) | トップへ | 後記事(2008/05/20)>> |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2008/05/16) | トップへ | 後記事(2008/05/20)>> |