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<<   作成日時 : 2008/12/05 20:34   >>

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プリロードをかけると0からのスタートではなく、縮めた分の荷重までは動かなくなります。実際には1Gダッシュ(ライダー乗車時の沈みこみ)分の沈み込み(サグ)があるため、日常的にはその影響を感じることはあまりないと思います。

しかしサスペンションにはその影響が及んでいます。
MTBの場合、前後のサスペンションに対して荷重がなくなってしまうのは珍しいことではありません。
荷重が0になると当然サスペンションユニットは伸びることになります。
リアユニットの場合にはダンパー内部にあるストッパープレートがトップキャップに当たるまで伸び続けることになります。トップキャップ裏側にはストッパープレートが当たった際の衝撃を緩和するためのゴム製のバンパーが取り付けられています。

スプリングが伸びる速度は止まった場所(死点)から一気に加速します。実際にはダンパーのリバウンド側減衰が働きますから、スプリング単体よりも伸びていくスピードは遅くなります。

伸びきった瞬間にスプリングはダンパーの働きによってエネルギーを使い果たしてしまいます。ボールのようにバウンドを繰り返すことはありません。ただしプリロードが過剰にかかっていると、プリロード分縮んだ分だけは内部にエネルギーが蓄えられたままになります。つまり速度が速いままの状態でトップキャップにストッパープレートが当たってしまう現象がダンパー内部で発生してしまうのです。強くあたり続けていると、ストッパープレートが変形してしまうだけではなく、トップキャップが緩んでくることもあります。

自由な状態でのスプリングの全長から、2mm以上(プリロード二回転分に相当します。)縮めてDHXなどに取り付けることはおやめください。ダンパーの動き出しにや戻りきる際の減衰を制御できなくなるだけではなく、トラブルにつながることになります。

余談:ここのOリングって何?
DHXは完全にオイルの中でエア抜きをします。その際にトップキャップをオイルの中で締めこんでいます。
するとOリング上側にあったオイルがシールされない状態で密閉されることになります。
組み上げ作業終了後、ダンパーを動かすとそのシールされていない部分に入っていたオイルがでてきます。
内圧が上がりOリングが外に出ようと変形しているため、Oリングの上側にあったオイルが締めたはずのトップキャップとボディの隙間から押し出されて滲んできます。これが結構な量出てくるのです。
オイルを外に出さないためのOリングは静的な状態ではなく、サスペンションが動いているときには動的に仕事をしているのだということが実感できる瞬間です。私も最初は驚きました。

読み難いのを我慢して携帯から読まれている方、ありがとうございます。
登録カードにメッセージを書いてくださった方たち、全て拝読させていただいています。
ありがとうございます。

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