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<<   作成日時 : 2015/03/20 09:59   >>

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本日到着便の2012 40RC2のボトムケース。
(なぜか、あと3つ程、作業依頼品が本日到着すると思います。)

クラック、久しぶりに見ました。既に外側までクラックが進行しています。最近はアクスルスリットシム(スリット=隙間が無くならないように差し込むステンレス製の板)のお陰で、まず見かけなくなったトラブルです。

ボトムケースの左右をつなぐアクスル本体を強く締めたい気持ちは理解できます。しかし適正トルク以上で締めてしまうと、ハブ芯が左右から過度に圧縮されることになり、中間部が膨張してしまい、ホイールの回転に悪影響を及ぼします。

さて今回の問題となった4本のピンチボルト。このボルトはアクスルの緩み止めの役割を果たしています。軽く均等にネジが効いた状態であれば、その機能を十分果たすことができます。
必要以上のトルクでボルトを締め込むとスリット(隙間)がなくなります。変形の限界を超えてしまうため、元に戻ろうとする力を利用した緩み止めの効果を発揮することができません。また隙間を利用して行っている、ボトムの変形を柔らかく受け流す仕事もできなくなります。それらはストレスとしてボトムケースに蓄積されていき、最終的にはクラックとなって表面化します。その結果、ボトムケースの交換が必要となり、高額な修理費用のご負担をお願いすることになります。

4本のピンチボルト、目一杯締め込む必要はありません。軽く締めてあれば大丈夫。
重大なトラブルになる前にお送り頂けたことに感謝。
40ユーザーの皆さん、乗車前には必ず点検を行って下さい。

*他製製品をお使いの方も、この部分は乗車前に必ずチェックされることをお勧めいたします。

参考
40や36のアクスル本体とアクスルピンチボルトの締め付けトルクは2.13Nm=21.3dNm。
クラウン(ステアラー)のピンチボルトが7.28Nmですから、アクスルの固定はクラウンボルトの3分の1弱のトルクで済むことになります。
アクスル本体もアクスルピンチボルトと同じトルク指定です。
アクスルはガタが無くなる程度のトルクで大丈夫。
フォークを購入された販売店さんでトルクレンチを触らせて頂き、その感覚を身につければ目安になるかと思います。



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
大島さん、こんばんは。
先日あるチェーン店で車のタイヤを購入したところ、作業の人にトルクの確認を一緒にと頼まれました。11kgに設定してありますと言って一つ目のナットを締めるのを見たらナットは全く回らずクリック音が鳴るだけでした。トルクレンチを使おうという発想はいいのですが、なぜ使うのか理解していないと意味がないです。結局11kg(単位も古い)以上で締めてある確認に付き合いました・・・
ふるさと
2015/06/19 18:31
ふるさとさん、こんにちは。

確認のための確認なんですよねw
手段と目的の履き違い。
N/mではない!なんて素敵なショップさん。
お疲れ様でした。
大島
2015/06/19 23:08
乗車前点検の励行を ヒントになれば幸いです。(仮)/BIGLOBEウェブリブログ
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