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zoom RSS シクロバイクかぁ

<<   作成日時 : 2015/04/15 22:21   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 22 / トラックバック 0 / コメント 4

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技術の進歩には際限がありません。
初めて2015年の32シリーズに乗った時の感想は「何これ!」。振動が感じられないことに対する驚きとちょっとした違和感を覚えました。ユーザーさんによる、異なる表現で感心したのは「砂利道が怖くない」。巧みな表現だと思いました。2015年モデルのFOX、数年前とは全く違ったクォリティで衝撃を緩和することができています。
初めてMONDRAKERに乗った時、「登りにスキルはいらなくなった」と思いました。この感覚も昔ならば全く想像もできなかったレベルで実現されています。
30年余りという短い歴史の全てが、ライダーが習得すべきスキルをシステムに置き換えるための技術開発に充てられ、よりユーザーフレンドリーになってきた乗り物がMTBなのです。

1.5T、15QR、リアスルーアクスル、29インチ、27.5インチ、PF30、BB30。
これ位なら躊躇することなく記述できるほどに様々な新しい規格が生まれました。こうした技術の進歩によってMTBは快適かつ速いスピードでトレイルを走れるようになったことは間違いありません。ロードバイクもカーボンフレームや電子制御系のデバイスによって技術革新の恩恵に与っています。

シクロクロス、舗装路はロードよりも遅く、悪路においてはMTB程の走破性は望むことはできません。しかし間違いなくシクロクロスの静かなブームは続いています。

MTBやロードバイクよりもシンプルでリーズナブルなスポーツサイクル。シンプルであることが魅力の一つであることは間違いありません。ピストやシングルスピードのブームも、そのシンプルさが大きな魅力であったはずです。

ロードのブームによってドロップハンドルはスタンダードになり、購入する際の障壁ではなくなりました。(二十年以上前、MTBが一般の方に受け入れられた際、その大きな要因の一つにフラットバーがありました。)フロントサスペンションが発売される前のMTBはヘビーデューティなシクロバイクだったのです。それがリアサスまで採用され、結局完成した一つのジャンルになりました。技術の進歩によってMTBはシクロバイクから遠ざかっていき、ロードバイクは先鋭化することによって、やはりシクロバイクからの距離が離れていきました。ロードバイクとMTBの違いが大きくなり、その中間的なポジションにシクロバイクがうまく嵌った感じなのです。

リジットのMTBではシクロバイクの代わりにはなり得ません。ちゃんとした哲学を持ってカーボンリジットフォークを入れた、思い入れたっぷりな高額なマウンテンバイクであっても、一般のおばちゃんには『ばね(サスペンション)がついてないマウンテンバイク』と切って捨てられてしまいますから。(笑)おばちゃん目線で例えるのなら「ちょっと変わった自転車やね。」と言われなければダメなんです。

ロードでもなくMTBでもない、ちゃんとしたスキルを持っていないと速く走らせることができないバイク。過剰な技術革新を毅然とした態度で拒んだシンプルでストイックな正統派スポーツバイクがシクロバイクなのだと思います。

「サスペンションバイクしか作らない」と言っていたデイビット、2010年にシクロクロスに出場しました。彼は「古き良き時代」のマウンテンバイクレースを思い出したようです。商業化やプロフェッショナル化が進んだ現在のマウンテンバイクレース。それによって様々なメリットやデメリットが生まれました。昔のマウンテンバイクレース界にあったコミュニティや友愛の精神、正しい競争原理がシクロクロスレースには今も存在していることに感銘を受けたようです。またクイックな操舵性を生かして綺麗なラインを選択して走る楽しさは昔のマウンテンバイクと同じだという感想も述べていました。
サスペンションを広めたキーパソンの一人でもある彼がシクロバイクをリリースする、色々と考えさせられます。

冒頭の部分で触れた“ちょっとした違和感”の正体は『本当に全てのユーザーがここまでの性能を求めているのか?』といった種類のものでした。より快適な環境を実現するためには技術の進歩を否定することはできません。しかし常に価格と性能とのバランスに配慮することも重要であることを再認識した次第であります。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
全体的には共感できる点はある。
リジットMTBでダートジャンプ等をたのしんでいる自身としては、なんとなく違和感を感じる文脈。
一般化されたMTBと、レース界、ローカルコミュニティ、それぞれ渾然としたまま同列に語るのは難しい。
レース界を語る場合に、おばちゃんが登場する必要はない。
また、快適というのも人によってことなり、突き詰めた結果がクロモリフレームというケースもある。
先進的な方向と、洗練化の両方のベクトルがあるのではないか?

競技観点では有利な技術が選択されるのは当然。
でも、人と用途によって、妥当なテクノロジーを選択できる方が良いのではないか?という点では共感できる。
MTBでは実現されてもいる。
やんばる
2015/04/16 08:56
やんばるさん、こんにちは。

コメント、ありがとうございます。

>レース界を語る場合に、おばちゃんが登場する必要はない。
ここまでの文章でレース界を語っているつもりは一切ありません。レースに触れるのは次の段落のみです。多分、その段落が貴殿に一番届いた文章であったのだと思います。そうした視点から見ると、おばちゃんがレースを語ることになってしまったのだと思います。
買い物をする際、ファッションでも、車でも、一切自分以外の人間の目(=おばちゃん)を気にしない強さを持っている方は少ないと思います。大人になると買い物をするのに、様々な言い訳が必要になるのです。

またリジットMTB=競技または技術を磨くものではありません。
他人の書いた文章ですから、ニュートラルな視点で再度読んでみて下さい。きっとご理解頂けると思います。宜しくお願い致します。
大島
2015/04/16 09:44
なるほど、読み間違えました。
自転車一般の話なんですね、失礼しました。

リジットのMTBではシクロバイクの代わりにはなならない理由が「オバちゃん」ってのに釣られました。よく考えたらシクロクロスもリジットMTBの代わりにはならないですもんね。

買い物の言い訳のためにMTBのサスは付いているとは、興味深い...
サス屋さんがそういうなら、一般的にはそうなんでしょうね。

シクロクロスの見た目ならオバちゃんが許してくれるというのも興味深い。

> またリジットMTB=競技または技術を磨くものではありません
また釣られかけた...
正しくは「リジットMTBに乗る人は、競技または技術を磨く人ばかりではない」だね
一瞬MTBトライアルやストリートコンテストで頑張ってる人を無視してるのかと思ったよ

さすが、マムアンドポップス
勉強になります。
やんばる
2015/04/16 17:41
やんばるさん、こんにちは。

ご理解頂けたこと、嬉しく思います。
買い物についてのお話は今日のFACEBOOKの方の記事に掲載してあります。よろしければ、そちらもご覧ください。

>イコールではない。
正しい表記、ありがとうございます。意図するところは、その表記で間違いありません。
弊社はトライアルライダーさんもイベントもサポートしたことがあります。そうした方たちを無視することは自己否定になってしまいますので。

勉強だなんて、とんでもない。私も毎日が勉強です。
本当にありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。
大島
2015/04/16 19:20
シクロバイクかぁ ヒントになれば幸いです。(仮)/BIGLOBEウェブリブログ
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