エアスリーブ・メンテナンスの実践 (シール交換)
これが今回の作業のキモ、ホームベルトレンチ(コブラレンチ)。もともとは瓶の蓋をあけるためのキッチン用品。その後、オイルエレメント外しや配管工事に使われるようになりました。イギリス製。714円でホームセンターで売ってました。
母の日、奥様に買ってあげるっていうのも手!
これがシールキット。一番上の段左から2番目がRP系用のOリング、2段目の一番左がFLOAT系になります。普通はOリングが一つ余るわけです。
このシールキットにグリス代わりに使用するフロートフルードが付属します。
もちろん空気はエアバルブから完全に抜いておいて下さい。
勢い良く縮みきってしまったら、スタックダウンしています。作業されるのは中止してください。
私は取り外しての状態での作業になりますが、フレームにマウントされている状態でレンチを回す余裕があれば、先に緩めておくと後の作業がラクになります。
エアスリーブには普通のネジきりが施されおり、左まわりが緩む方向です。
緩みきっても外れるわけではありません。ボディ側(画面向かって左)に引っこ抜いてください。
このユニット、きれい過ぎます。あまり乗ってませんね?
一番外側のダストシールは指で外すことができます。
まずはエアシールの黒いリングを外します。慣れていない方は千枚通しなどは使わないように。エアスリーブの溝に傷をつけてしまうとエア漏れの原因になります。
一番使えそうなのは焼き鳥用の竹串。爪楊枝は折れます。
私は歯科用のピックを使っています。
その次は白いシールガイドを外します。私はねんど工作・模型用のスパチュラを加工して使用しています。皆さんは再度竹串をお使いください。
グリスがついた手で作業をしています。指先などは簡単に貫通する竹串、取り扱いには気をつけてください。
脱脂洗浄剤を含ませた歯ブラシでダストシールやシールの入っていた溝を洗浄します。
手前側には結構土が入り込んでいるはずです。もちろん内側全てを洗浄します。
洗浄前にエアスリーブ内側のグリスやフロートフルードをぬぐっておくと洗浄作業を手早く済ますことができます。
中性洗剤でも構いませんが、その後はきっちりと水洗いしてください。
ボディはきれいなウェスでグリスやオイルをふき取ります。
さてシールの取り付けです。
先に2枚の切れ目のない白いシールガイドを二枚、内側の溝に入れます。
添付のフロートフルード、もしくはスリックハニーをたっぷりとシールガイドに塗布してください。
その後に二つのシールガイドの間にフロートフルードもしくはスリックハニーを全ての面に塗った小さい方のクワッド・リング(断面が四角のためこう呼ばれます。)を挿入します。
クワドラ・フォーメーションっていうのもありますた。
同じくグリス類を塗ったダストシールを取り付けます。
外から、ダストシール・シールガイド・クオッドリング・シールガイドの順になっています。
同じくグリス類を塗ったOリングを取り付けます。
絶対にコンパウンドを含んだグリスは使用しないでください。
今度はダンパー本体に切れ目のあるシールガイド・クワッドリング・シールガイドの順で取り付けます。
たっぷりとグリス類を塗布して下さい。
エアスリーブの内側にも多めのグリス類を塗布しておいてください。
スリックハニーには利点があります。フロートフルードの場合、空気を入れる度にエアバルブから外に漏れてしまいますが、スリックハニーは外にでません。
ただしフロートフルードの方が抵抗が少なくなります。
慎重に、垂直な状態を保持しながらエアスリーブを取り付けます。この段階でもかなり力がいります。
ダンパーを縮めながらダンパー本体ネジ部にエアスリーブを右にまわしながら取り付けます。
リバウンドダイアルを最強にしておくと、ダンパーが戻るまでの時間が稼げます。
またレデューサーを取り付けることができるまでエアスリーブを押し込めているのなら、フレームに取り付けてからエアスリーブをダンパーネジ部に取り付ける方法もありです。(ダンパーを縮めやすくなります。)
締め込み時にはコブラレンチはつかいません。
シール類を最新のバージョンにすれば、まずスタックダウンは発生しません。
レース前には必ずエアスリーブ・メンテナンスを!
タイヤ以上に過酷な仕事をしているパーツです。一年に一度は交換するようにしてください。
母の日、奥様に買ってあげるっていうのも手!
これがシールキット。一番上の段左から2番目がRP系用のOリング、2段目の一番左がFLOAT系になります。普通はOリングが一つ余るわけです。
このシールキットにグリス代わりに使用するフロートフルードが付属します。
もちろん空気はエアバルブから完全に抜いておいて下さい。
勢い良く縮みきってしまったら、スタックダウンしています。作業されるのは中止してください。
私は取り外しての状態での作業になりますが、フレームにマウントされている状態でレンチを回す余裕があれば、先に緩めておくと後の作業がラクになります。
エアスリーブには普通のネジきりが施されおり、左まわりが緩む方向です。
緩みきっても外れるわけではありません。ボディ側(画面向かって左)に引っこ抜いてください。
このユニット、きれい過ぎます。あまり乗ってませんね?
一番外側のダストシールは指で外すことができます。
まずはエアシールの黒いリングを外します。慣れていない方は千枚通しなどは使わないように。エアスリーブの溝に傷をつけてしまうとエア漏れの原因になります。
一番使えそうなのは焼き鳥用の竹串。爪楊枝は折れます。
私は歯科用のピックを使っています。
その次は白いシールガイドを外します。私はねんど工作・模型用のスパチュラを加工して使用しています。皆さんは再度竹串をお使いください。
グリスがついた手で作業をしています。指先などは簡単に貫通する竹串、取り扱いには気をつけてください。
脱脂洗浄剤を含ませた歯ブラシでダストシールやシールの入っていた溝を洗浄します。
手前側には結構土が入り込んでいるはずです。もちろん内側全てを洗浄します。
洗浄前にエアスリーブ内側のグリスやフロートフルードをぬぐっておくと洗浄作業を手早く済ますことができます。
中性洗剤でも構いませんが、その後はきっちりと水洗いしてください。
ボディはきれいなウェスでグリスやオイルをふき取ります。
さてシールの取り付けです。
先に2枚の切れ目のない白いシールガイドを二枚、内側の溝に入れます。
添付のフロートフルード、もしくはスリックハニーをたっぷりとシールガイドに塗布してください。
その後に二つのシールガイドの間にフロートフルードもしくはスリックハニーを全ての面に塗った小さい方のクワッド・リング(断面が四角のためこう呼ばれます。)を挿入します。
クワドラ・フォーメーションっていうのもありますた。
同じくグリス類を塗ったダストシールを取り付けます。
外から、ダストシール・シールガイド・クオッドリング・シールガイドの順になっています。
同じくグリス類を塗ったOリングを取り付けます。
絶対にコンパウンドを含んだグリスは使用しないでください。
今度はダンパー本体に切れ目のあるシールガイド・クワッドリング・シールガイドの順で取り付けます。
たっぷりとグリス類を塗布して下さい。
エアスリーブの内側にも多めのグリス類を塗布しておいてください。
スリックハニーには利点があります。フロートフルードの場合、空気を入れる度にエアバルブから外に漏れてしまいますが、スリックハニーは外にでません。
ただしフロートフルードの方が抵抗が少なくなります。
慎重に、垂直な状態を保持しながらエアスリーブを取り付けます。この段階でもかなり力がいります。
ダンパーを縮めながらダンパー本体ネジ部にエアスリーブを右にまわしながら取り付けます。
リバウンドダイアルを最強にしておくと、ダンパーが戻るまでの時間が稼げます。
またレデューサーを取り付けることができるまでエアスリーブを押し込めているのなら、フレームに取り付けてからエアスリーブをダンパーネジ部に取り付ける方法もありです。(ダンパーを縮めやすくなります。)
締め込み時にはコブラレンチはつかいません。
シール類を最新のバージョンにすれば、まずスタックダウンは発生しません。
レース前には必ずエアスリーブ・メンテナンスを!
タイヤ以上に過酷な仕事をしているパーツです。一年に一度は交換するようにしてください。