FLOAT-RP23、FLOAT-RPL、FLOAT-RL、FLOAT-Rのセッティング

サグでほとんど決まってしまいます。
サグの値は、こちらから、どうぞ。

リバウンド側減衰については昔の感覚を捨ててください。
エア系のモデルは2004年から、コンプレッション側減衰が強くなっています。
それ以前のモデルであっても、RLについてはロックアウト回路の影響によって、Rよりもリバウンド設定は弱めになるはずです。

衝撃によって入力される力を10とします。
このエネルギーを消費するのがサスペンションユニットの仕事。
まずは圧縮側が仕事をします。サンドバックのように力を吸収する状態が理想的。
ステンレス製のバルブリーフがオイルによって持ち上げられることによってエネルギーが消費されます。
このバルブリーフの厚みを増やせば、エネルギーの消費を多くすることができます。
2003年までのモデルが消費できるエネルギーが6とすると、2008年モデルでは8くらいになります。

(この数字にはエアスプリングシールの摩擦や空気の圧縮によって消費される分も含んでいます。
概念を説明するための比喩的な数値であるため、正確なものではありません。あくまでも感覚的な数字とお考えください。)

10から引き算をした残りの4と2、この値がリバウンド側減衰の消費しなければいけないエネルギーとなります。
つまり最近のモデルに関して言えば、リバウンド側減衰の設定が弱くても大丈夫ということになります。

「プロペダルOFFの状態でリバウンド側減衰設定すると、
プロペダルをONにした場合リバウンド側減衰が過剰にならないか?」という疑問が・・・。

正確に言えば過剰になります。
しかし沈みこみ量が変化するため、大きな影響は受けません。

昨日、お話ししたことを思い出してください。
「初期の動きはフラットな路面で感じます。」この件(くだり)です。
RP23付きのXCバイクでDHコースをプロペダルポジション3で走るのが趣味という人は例外ですが・・・。
究極のコンプレッション側減衰設定である“ロックアウトポジション”をイメージしてください。
リバウンド側減衰設定は関係ありません。動きませんから。(笑)

コンプレッション側の減衰設定であるプロペダルポジション。
様々な状況をご自身でトライすることで自分に合ったプロペダルポジションを見つけてください。
私の正解はあなたの正解ではありません。
タイヤの種類、路面状況、体調、技量・・・etc.
設定を左右する要素が山のようにあります。

「接地感」を得るためにはコンプレション側減衰を調整することも重要です。
荷重が抜けていく状況を連想しやすいため、リバウンド側をむやみに強くすることは間違っています。
肝心なのはバランスです。

過去に「接地感」はわからないと書きました。
そろそろ理解していただける状況になってきたのでご説明を。
リバウンド側減衰を中心とした考え方では正確な意味での接地感を得ることはできません。
コンプレッション側減衰の概念を正しく理解した上で、初めて本当の意味での接地感の変化を感じることができます。多くの方が強すぎるリバウンド側減衰設定によって発生しているサスペンションユニットの“もたつき”を接地感と呼んでいます。

「接地感」、わからなくても大丈夫です。心配する必要などありません。
サグを正しく設定した時点で、その感覚がわからなくても、既に「接地感」の恩恵に預かることができます。
違う言葉で表現すれば、接地感=安心感なのです。