サグが正確に取れているのにかかわらず・・・

気持玉、コメント、登録カードに書かれたメッセージ等、ありがとうございます。
今週末の二日間でなんとか、平常運転に戻れそうです。

さて今日のお題。
このブログを頻繁にお読みになり、実践されている方。自分で調整したセッティングが正しいのかどうか、不安になりませんか?

以前にサグさえ正確に設定できていれば、そんなに間違った方向に行かないと申し上げました。

ではサグが正確に取れているのにかかわらず、後輪がボトムを繰り返したり、突き上げ感があったりする場合にはどうするのか?
今日は、これについて“正解”を見つけだす方法です。

リアショックの場合、マニュアルやサグの設定値の項で述べたサグの数値はレンジではなくピンポイントな数字が記載されています。
しかし若干少なくする程度なら問題は在りません。


レバー比が1:3あたりで設定されているバイクが多いので実例を。
1.5ユニットストローク(ダンパーのストローク量が1.5インチ)の場合、ホイールトラベルは3倍の4.5インチになります。
1.5のサグは表にある通り9.5mmですから、3をかけると28.5mm、後輪の車軸が沈んでいることになります。
1mm減らせば、3倍の3mm後輪の車軸部での沈み量が減ります。
(25.5mmと28.5mm、微妙なのですがかなりの違いを感じることができます。)

サグを減らすためにはプリロードで微調整したり、バネをレートの高いものに交換したり、空気圧を増やしたりする作業が伴います。このサグを減らすことだけを行ってから走行してみてください。

この時点ではリバウンド側減衰は絶対に調整しないでください。

間違いなく改善されているはずです。サグが減ってバネが硬くなっているのですから。

しかしわずかによくなった程度であれば、リバウンド側の減衰を1クリック弱めてください。
既に最弱な設定の方はもう少しだけサグを減らしてください。
DHX系の方はサグを減らすのではなく、ボトムアウトを半回転締めこんでください。
これで走行してみてください。より改善されていると思います。

ほとんどの場合、突き上げ感やボトムはリバウンド側減衰が大きすぎる場合に発生しています。
リバウンド側減衰を更に抜いてみてください。
意外に走りやすくなっていくはずです。
リバウンドを弱くしていくとリアの動きがよくなったと感じた方、間違いなくリバウンドが過剰です。

サグを減らすということは、バネを体感上硬くすること。(エアサスの場合はバネレートが上がります。)
本来バネレートが上がれば、強い減衰が必要となるはず。
問題が改善されるのはリバウンド側減衰が過多な状態の証明。

ボトムを繰り返す。「バネレートが低い。」と考えるのは間違っている場合が多いようです。

もちろん、この項の内容はフロント側にも有効な方法です。