シーズン始めのセットアップ

先週末、富士見パノラマがBコースを除いてコースオープンとなりました。
以前にも書かせて頂きましたが、大切なことなので何度でも言います。(笑)

シーズンの初めは無理をなさらないように。

シーズン当初はエリートの選手であっても、スピードに対し体がついていきません。
視覚から入力される情報のスピードとその量に対して脳がオーバーフローを起こしてしまうようです。ほとんどの選手がそのことを自覚しています。(皆さんと同じ種類の恐怖心を持っています。)一週間も経過すれば昨年と同じレベルで走ることができるようになりますが、慣れるまでは無理をしないようにしています。

一度に複数のことを行わないことが近道。スピードに慣れないうちにライン取り、ブレーキングポイントの設定、体重移動の確認などを行っても効率が悪くなります。スピードに慣れ、余裕ができた状態でそれぞれの課題を一つずつこなしていく方が上達も早くなります。

コーナーを攻めないことを前提とした早くスピードに慣れることのできるセッティングをお伝えします。
コンプレッション、リバウンドとも全開放。(パノラマを走るのなら、ブースト圧は最低でも150PSI。)サグさえ正確に出ていれば、ピッチングもペダリングも問題にならないと思います。
リバウンドが効いているとオリフィスが狭くなっているため、ダンパーが圧縮される際にストローク全域での動きに影響が出ます。つまりロースピード側のコンプレッションが若干効いている状態に近いとお考えください。
コンプレッション系の動きを無くして、スピード領域が高くなっても突き上げ感が発生しない状態でスムースに走って頂くことが目的のセッティングなのです。

恐怖心が少ない状態でスピードに慣れていく作業を行ってください。もちろんコーナーでは十分な減速をすることを忘れないでください。
転倒は絶対禁物。シーズン初走行で初転倒となると、後を引くトラウマになります。

ペダリングロス、ブレーキング時のノーズダイブ、高速コーナーでのピッチングをチェックしながらロースピード側のコンプレッションから徐々に強くしていきます。必ず余裕のある状態で行ってください。
その後にタイヤのグリップの足りない部分をリバウンド側減衰で補っていきます。
この手順で以前よりも弱めの設定にすることができるはずです。