DHX RC4の設定について

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外観はほぼ同じであっても中味が変わっていることが多いリアショックユニット。
減衰特性にも流行があり、皆さんが想像しているよりも劇的に中味が変わっています。
2014年のデカールからブーストバルブの文字が消されているのもその一つ。
FOX得意の回析と干渉を利用したブーストバルブ。簡単に言ってしまうと、大きな力が入力されると隙間が狭くなってオイルが流れにくくなる現象を踏ん張りに利用していますが、
2014年モデルからのRC4はダンパーシャフトが細くなり、ブーストバルブが取り外されています。2013年まではサグを大きくとり伸び側を積極的に使う設計で、少ないポジティブ側を効果的に使用するためにブーストバルブが使用されていました。設定さえ大きく間違っていなければ、限界性能は若干低いもののライダーの負担が少なくて済むようになっています。2014年以降のモデルはポジティブ側のストロークを積極的に使うことができるようになっています。リバウンド側減衰を軽めに設定、ライダーが積極的に動く必要はありますが限界性能が向上しています。
以上の理由によりサグの推奨値が大きく異なっています。

2013年モデルまでの太いシャフトのブーストバルブ付きのRC4、サグの設定は33%。
3インチストロークの軸間9.5インチモデルは25.4mmがサグの適正値となります。
ブーストバルブの機能をフルに引き出すためにはボトムアウトの締め込みは1回転までとして下さい。シャフトが太い分、今の基準からすると圧縮される際の過渡特性がピーキーな方向に振れているため、ボトムアウトを開放することによって緩和するようにして下さい。

2014年以降の細いシャフトのブーストバルブ無しのRC4のサグの設定値は15%~20%。
3インチストロークの軸間9.5インチモデルは11.4mm~15.2mmがサグの適正値となります。ブーストバルブがない分サクサク動きます。HI-LOのコンプレッションアジャスター機能を積極的に使って自分のイメージに近づけていきます。ボトムアウトは0.75回転~1回転半まで間で調整して下さい。

ブースト圧のレンジは、共に同じ125~200PSIとなります。