ヒントになれば幸いです。(仮)

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zoom RSS サポートライダーからの質問

<<   作成日時 : 2014/08/12 15:21   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 24 / トラックバック 0 / コメント 8

二人のサポートライダーさんからの質問。
国内トップレベルのライダーさんですが共に同じような勘違いをしていました。

40 FLOAT
シングルトラックなどサスが動くセクションだといいのですが、高速区間などの細かいギャップで初期が固く、追従感がなく腕が痛くなるほど上がってしまいます。
エア圧を下げてサグを取ったりしたのですが変わりませんでした。もう少し初期を動かし、追従させるにはエアの気室を大きくすればいいのでしょうか?

36 FLOAT
質問なのですが、スペーサーを足してエア圧を下げるのと、スペーサーはあまり足さずにエア圧を上げるのとでは同じ硬くして行きたい方向でも、どちらがサスペンションの性能として良い方向なのでしょうか?
今はスペーサーを足して初期、中盤をしっかり使える方が良い方向な感じがしています。

40 FLOATはダンパーを海外のコース用にチューニングしてあります。
国内のテストでは適当な設定でも対処できていましたが、海外の厳しいコースでは少し勝手が違っているようです。

36 FLOATはまだ投入したばかりなので手探りの状態。
「36FLOAT、凄かったです。驚きました。安定感と接地感、そして剛性感。安心して突っ込んで行けます!ショートストロークバイクである事を忘れてしまいますね。」がファーストインプレ。

二人ともレポート能力が高いライダーさんのため、的確で質の良い情報を提示してくれているため、苦労することなく質問に答えることができます。ただ同じ勘違いをしていますから一歩間違うと自分から迷路に入り込んでしまいそう感じ。


エア圧は問題解決の手段ではない! これを忘れないこと。

基準となるポイント(サグ値)を変えてしまうと、正しい方向に進むことが困難になります。

エア圧を上げるということはサグを減らしてしまうということ。
大抵の場合、サグを少なくするとリバウンドを強く設定することになります。
突き上げ感が発生しやすくなり、全体の動きが悪くなり、失敗が許されないシビアな設定になりがちです。
エア圧=サグを規定値に設定することによって基準となるポイントを作ります。揺るがない基礎があればこそ、初めて他の部分を思い切って調整することができるようになります。

XCO(Cross Country Olympic)エリートクラスのライダーさんでも、必ずストロークの15%をサグとして使用しています。DHライダーは15%以上に設定しています。

「前に出なくなる。ロスが多くなる。」
ライダーの皆さん、最初は同じことを口にします。
毎年、新しいライダーさんに同じ説明をしているため対処法がわかってきました。

「タイム計測をお願いします。いつも走っている練習コースで、あなたの好きな設定と15%のサグに基づいた設定との違いを数字(タイム)として報告して下さい。」と伝えるようになりました。
その後、本当に実践したライダーさんは15%に落ち着きます。

さてそれぞれの正解を。

40FLOATのライダーさんの設定は
サグの量 : 32mm
リバウンド : 3
コンプ High : 8
コンプ Low : 12
突き出し量 : 0mm
エア:68psi
(全て開放からの設定)

高速側コンプレッションを弱めるのが正解。開放から3〜5クリック締め込みでいけるはず。
バランスを取るため、低速側も若干緩める方向で解決できると思います。

高速側は多段階に開くバルブリーフの最初に開く部分をバネで押さえています。
そのバネのプリロードを調整することによってバルブりーフの開き出しのタイミングを変更し、オイルの流れをコントロールしています。そのバルブリーフの厚みと枚数をチューニングで変更しているため、ここでの数字はご覧になられている方には直接的なご参考にはならないと思います。
既にエア圧を下げ確認作業をしているため、結論に辿り着くことは簡単です。
気室設定を変えても問題は解決しません。既に高速区間ではある程度の沈み込みが発生していますから、気室を大きくしても、そのメリットを多く享受することができる領域ではないと考えられます。劇的に改善させることは困難であり、むしろ気室を大きくすることによってボトムアウトしやすくなります。

36FLOAT、イケメンライダーの設定は
エアは80psi。コンプレッションは全開放からHighコンプは10クリック、LOWコンプは11クリック。
(リバウンドは設定途中のため報告なし。)

もう自分で結論を出しています。(笑)ただエア圧を考えてしまった部分がアウトです。
体格のいい、イケメンライダーさん、気室設定でオレンジを一つ追加して調整中。
やはりサグは24mm=15%以上で落ち着きそうです。
参考までに、36を使い始めた子煩悩なプロライダーさん(通常体型)はブルーを一つ追加しています。

エア圧はサグによって決定されます

微調整程度なら問題ありませんが、難題を解決する手段としてエア圧の変更を選択した場合には、全ての設定を最初からやり直す覚悟が必要となります。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
質問ですが、2015 40FLOAT26インチ用【ID:CQCR】を新品購入しましたが、セッティング変更後、「出荷時はグレッグミナー選手のワールドカップ優勝時のセッティングになっている」と知り、どのようなセッティングだったのか知りたいのですが、教えていただけないでしょうか?  よろしくお願いいたします。
FOX40セッティング
2014/08/15 10:58
FOX40セッティングさん、こんにちは。

お買い上げ、ありがとうございました。

>優勝時のセッティング
これは勘違いされていると思います。セッティングではありません。
2014年モデルのファーストロットは全く同じ部品で同じ気室設定でした。
2014年の後半からエアピストンの仕様が変わり、気室設定も大き目に変更されています。また2015年からはインナチューブの処理も改善されています。
リバウンド、コンプレッション、それぞれ出荷時の設定は一定していません。
以上、宜しくお願い致します。
大島
2014/08/15 11:11
こんにちは、いつも興味深い内容参考にさせていただいております。質問ですが、今回の記事のFOX40使用のエリートライダーさんの体重はどれ位なのでしょうか?チューニング変更で数値は参考にならないということですが、全体的にオイル抵抗が上がる方向に変更されているのでしょうか?参考にしたいのでよろしくお願いします。
エキパ
2014/08/15 12:32
エキパさん、こんにちは。

体重を尋ねたことはありませんが、70sはないと思います。
サグ値で確認しています。
ほとんどのライダーさんはコンプが両方とも10程度、リバウンドは5以下の設定です。高速側のみバルブリーフの構成を変えています。
大島
2014/08/15 18:12
ありがとうございます。いろいろ試してみます。
エキパ
2014/08/15 22:12
エキパさん、こんにちは。

テーマの「セッティング」をクリックして頂ければ、ご参考になる記事を呼び出すことができると思います。
今後とも宜しくお願い致します。
大島
2014/08/18 15:38
初めまして。
先日販売店で2014年モデルのFOX40 FLOATを新品で購入いたしました。
FOXのホームページ通りに体重(76kg)に合わせエア設定(64psi)を行いましたがサグが適正値15%が出ません。
以前使用していたコイルのFOX40に比べて初期作動も固く、もう2ヶ月ほど使用して慣らしも終わっていると思いますが、以前のコイルの方が調子が良いです。
サグを適正値に出す方法と初期作動をもっとスムーズにする方法は有りますか?
エアサス、FOXフォーク初心者
2014/09/10 17:15
エアサス、FOXフォーク初心者さん、こんにちは。

ご購入、ありがとうございます。
本日のお題が回答となります。
ご一読くださいますようお願い申し上げます。

64psiならば、まだエア圧を下げることができます。
それで30mm以上まで持っていってください。それで動きが渋いとお感じならば気室設定を大きくして下さい。
その方法は
http://mamapapa.at.webry.info/201403/article_4.html
が参考になるかと思います。
またサグを増やすことになりますからリバウンド側減衰設定を弱くすることができるはず。これで動きにシャキシャキ感が生まれるはずです。

以上、宜しくお願い申し上げます。
大島
2014/09/10 21:22
サポートライダーからの質問 ヒントになれば幸いです。(仮)/BIGLOBEウェブリブログ
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