ねじれに対する強さがストロークのスムースさを生み出します。

EVOLをはじめとする数々の新しい技術や改良が積み重ねられた結果、ちょっとした段差ぐらいなら作動感を感じることなくクリアするようになりました。

初めて2015年モデルの36に乗った時、そのスムースな動きにめちゃくちゃ感動したことを昨日のことのように覚えています。現在も使用されている、モリブデンが添加された潤滑専用の20wt GOLDオイルがこの年から使用されるようになりました。
連休中、しっかり使い込まれた下取り品を資源として再利用できるよう完全に分解していたのですが、いろいろと気が付くことがありました。36の場合、2015年あたりのクラウンやボトムケースの単体重量は現在のモデルよりもかなり重く、また2021年モデルを体感してしまうと、感動したはずのスムースであった動き出しもかなり唐突に感じられました。

走行中、サスペンションは絶えずストロークを繰り返しています。実は外乱などの要因によって、ストレスなく完全に真っ直ぐにストロークするのは稀なのです。基本、ねじろうとする力に抗いながらストロークし続けていると考えて頂いても間違いではありません。
入力によって縮む際、ねじろうとする力も継続して入力され続け、伸び側に切り替わる際に、ねじろうとしていた力は元に戻ろうとする方向に向きを変えます。左回りにねじろうとした力は消えるのではなく、右回りに元に戻ろうとする力に変換されるわけです。実際に発生するのは極めてわずかな量のねじれなのですが、状況によってはボトムケースの先にある車輪がアンプのような増幅する役目を果たすため、我々でも体感できることがあります。
リアサスペンションのボディやフロントフォークのインナーチューブの断面が円形なのは、ねじれの影響を軽減する役目を負っているためでもあるのです。

ねじれに抗う方策として高い剛性や左右の同調が必要なため、ロワーレッグアーチ(フォークブレース)やスルーアクスルが採用されています。そうした面で2021年モデルの36 / 38 / 40のボトムケースのロワーレッグアーチは徹底的な解析が行われています。ねじれに関してロワーレッグアーチと同等の役目を果たしているのがエアブリードボタン付近にあるロワーレッグチャンネルと呼ばれる空気の通り道なのです。ボトムケースの容量を増やし、ストロークによる圧縮の影響を小さくする効果があるのですが更にその形状が結果としてリブの役目を果たし、ねじれに対する剛性を向上させています。

2021年40、29から出荷が始まりました。(今シーズンから49の名称は使用していません。)
限定モデルのバトルシップグレー、29は入荷いたしました。
40-factory-tech-grip2-orange-2.jpg

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 4

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い
ナイス